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髪が気になる人は”強迫性障害”かもしれない

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「最初の頃はたいして髪が気になることもなかったけど、抜け毛が1本、また1本と増えていくうちに不安が高まり、やがて手に絡みつく抜け毛に恐怖を感じて絶叫する…」

サスペンスやホラーの定番みたいな光景ですが、髪が気になる人に取っては客観できない話。

「shokumou-omline」の運営スタッフの1人である私も、この過程を十分に経験したので、絶叫したくなる気持ちは痛いほど分かります。

でも、髪が気になることを意識しすぎてしまうと些細なことでも大げさにとらえてしまい、やがて抜け毛や薄毛のことが自分の中で巨大化し、他のことが手につかなくなっていきます。

無意識に薄毛をかばうような行為まで発展すると強迫性障害という精神的な病気に罹患している可能性もあるのです。

そこで今回は「髪が気になる人は”強迫性障害”かもしれない」と題し、抜け毛や薄毛から強迫性障害になる過程と、その弊害について解説します。

「強迫性障害」ってどんな病気?

髪が気になる人は強迫性障害の可能性あり、と書けば薄毛で悩んでいる人は「毎朝、鏡を見ている時間が長くなっている。ひょっとして自分も障害?」と誰でも不安に感じるはず。

この障害は極端に言うと薄毛に関わらずいろいろなケースで見られ、しかも少なからず誰でも抱えている精神疾患です。

 

ただし、強い観念と行為を行っていなければ障害と診断されることはありません。現在、自分も障害では?と疑える人はそこまで進行していないので安心してください。

 

しかし髪が気になるという悩みを抱えたまま対処しないとこの障害になる可能性もあります。

薄毛の強迫性障害はどのような症状なのか、それをしっかりと把握して早めに対処法を実行してください。

 

無意識に表れる強迫観念は強い苦痛を伴う

強迫性障害の直接的な原因となっているのが「観念」です。

本当は考えたくないのに、何かのきっかけがあると自分が不安に感じている観念が強く出てくる症状で、たとえば友達や恋人と楽しい時間を過ごしているのに、ふと目に入った男性が髪をかき分けただけで自分の髪が気になるようになり、強い苦痛を感じるような状態です。

 

髪が気になるという悩みが何かのきっかけで忘れていたのに思い出すのは誰でもあることですが、強迫性障害にかかっていない人は悩みを思い出しても強くて長い苦痛になりません。ここがこの障害のボーダーラインになります。

 

観念が強くなってくると強迫行為が始まります。

観念を打ち消すために同じ行為を何度も繰り返す症状で、これが始まるとかなり進行しています。

強迫性障害の患者のうち1/3は観念で収まっていますが、2/3は強迫行為の症状が出ており、早めに対処できないことがこの障害の問題となっています。

 

同じ行動を何度も繰り返す「強迫行為」

髪が気になる強迫行為は主に洗浄強迫や確認強迫に表れます。

髪を洗浄することで抜け毛が見られるために髪を一切洗浄しないようになったり、逆に髪や頭皮が不潔だから抜け毛になると思い込んで1日のうちに何度も髪を洗浄するのが洗浄強迫、人と会う前に何度も洗面所など自分1人になれる環境で髪の状態を確認するのが確認強迫です。

 

髪が気になる強迫行為が進むと、髪が気になることとはまったく関係のないことまで及び悩むようになります。

 

洗浄強迫であれば髪が気になるだけでなく他の部分の洗浄や清掃まで恐怖を感じるようになって本人が不潔になるだけでなくゴミ屋敷まで発展することがあります。また逆のケースでは潔癖症になって電車に乗った時などは吊り革や手すりに触ることもできなくなります。

強迫行為がさらに進行すると、今度は回避形式が始まります。強迫観念の苦痛から逃れようとするために家の中にある鏡や髪に関わるすべての物を破壊、廃棄することもあれば、人と会うことで髪の強迫観念(髪が気になる)が始まってしまうので引きこもるケースもあります。

この障害は坂道を転がる雪玉のように加速的に悪化していきます。

 

障害にかからないためには薄毛対策を早期から行う

髪が気になることで強迫性障害になると精神的に追い込まれるだけでなく、強迫行為によって薄毛がさらに進行する最悪の結果を招きます。

またこの障害は自分自身を傷つけるだけでなく、やがて周囲も巻き込んで不幸の輪が広がっていきます。

被害が大きくなって誰もが気がつくのは、なぜもっと早く対処できなかったのか、ということ。

これは強迫性障害にも当てはまります。

幸い、薄毛や抜け毛で生命の危機に陥ることがなく、また対処法もいろいろあるので自覚を持っているうちに薄毛対策を行えばこの障害まで発展する可能性は少ないといえます。

この障害にかかるまで異常なほど髪が気になるくらいなら、早めに薄毛対策に取り組んだ方がずっと薄毛にも精神的にも健康的ですね。

 

障害の治療方法とは?

強迫性障害に対する治療には「精神療法」と「薬物療法」があります。

 

精神療法は強迫行為が比較的軽い場合に適用されます。患者が恐怖と感じている状況を意図的に再現、恐怖から強迫行為を始めたら行動を少しずつ抑制して恐怖を和らげていく治療方法です。

しかし恐怖が強い場合に強迫行為を制限されると患者がパニックに陥ってしまうため、強迫性障害の進行度合いが深い患者には薬物が投与されます。恐怖を和らげることを目的としているため、多幸感を導くホルモンのセロトニンに作用する抗うつ剤が主に使用されています。

 

抗うつ剤は投与したからといってすぐに解消されるわけではなく、投与剤が効いているうちは頭がぼーっとして障害が一時的に収まるものの、投与剤の効き目が薄くなれば再び障害が起こります。

 

薬物療法だけではなかなか完治しないのがこの障害の難しいところです。

 

髪が気になる悩みをひとりで抱えず周囲に相談しよう

強迫性障害まで進行すると完治は難しくなるので、やはり予防が大切ですね。

強迫観念を芽生えさせる悩みは質の違いはあっても深さや重さは同じです。

予防策を講じるのであれば、髪が気になるようになった時点で自分だけで悩まず、周囲に告知することをお勧めします。

 

薄毛は本人が深刻にとらえているほど周囲は気にしていません。髪が気になる悩みを告白しても周囲から「たいしたことない」と言われれば精神的な負担が減るはずです。

 

ただ、この性障害にかかりやすい人はここで「誰も自分の悩みを分かってくれない」と思いがちです。かくして自分1人で悩む悪循環が始まるわけですね。

誰も分かってくれない、と思ってしまった場合はAGA専門クリニックへ相談してください。医師は正確に薄毛の状態を把握し、的確な治療方法を教えてくれます。

 

また医師には守秘義務があるので、髪が気になることで悩んでいてもそれを口外することはありません。

 

強迫性障害の予防は髪が気になることを1人で抱え込まないのがベストです。

 

まとめ

現在、薄毛対策の市場は格段に広がっており、スカルプケアのシャンプーや育毛剤といった化粧品から医療現場で認められた育毛効果のある成分が入った治療薬まで出回っています。

抜け毛や薄毛で悩んだら、とりあえずこれらの商品を使ってみることで精神的な不安は解消されるはず。

しかし、薄毛対策商品を使用してもさらに薄毛が進行した場合、髪が気になるといった不安は使用前より大きくなり、強迫性障害の心配も出てきます。

髪が気になるという意識を取り除くのであれば、植毛施術が確実です。頭皮から健康なドナーを採取して薄毛の部分に移植するため、健康な自毛の発育が期待できます。産毛の状態から少しずつ強い髪に変化していく過程は薄毛進行で覚える不安とは逆に、希望を与えてくれます。

化粧品や治療薬を使う前に、植毛も薄毛対策として比較検討することをおすすめします。

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