植毛 知識

自毛植毛「FUE法」とは

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自毛植毛は基本的に髪が薄くなったりハゲた部分に、髪が濃い部分の毛根(これを自毛植毛では株またはグラフトと呼びます)を移植する外科手術です。

しかし、株を移植する外科手術といっても。どこのクリニックで受けても同じ施術方法とは限りません。とくに株を採取する方法には基本的にFUE方法とFUT方法の2種類があり、それぞれクリニックによって独自の施術方法が開発されています。

そこで今回は、このサイトを運営しているスタッフの1人である私が「自毛植毛「FUE法」とは」と題し、FUE方法の内容を詳しく説明します。

株をひとつずつくり抜くので採取跡が目立たない

FUE方法は移植するための株をパンチグラフトと呼ばれる専用器具でくり抜く採取方法です。

移植する株はAGA(男性型脱毛症)の影響を受けない側頭部や後頭部にあります。前頭部や頭頂部はAGAの影響を受けるために薄毛やハゲになるのですが、側頭部や後頭部の株は前頭部や頭頂部に植毛してもAGAの影響を受けない遺伝子が優先する(これをドナードミナントと呼びます)ので、移植した株からは元気な毛が生えてきます。

しかし、後頭部や側頭部からランダムに株を採取すればいいというわけではありません。前頭部や頭頂部を植毛で自然な仕上がりにするためには毛が1本だけ生えている株や2〜3本生えている株を計画的に採取する必要があります。

 

FUE方法はパンチグラフトで株をひとつずつ採取するため、自然な仕上がりにする株を選びやすいというメリットを持っています。

 

FUE方法のもうひとつのメリットは頭皮にメスを入れることなく株を採取するので採取跡が目立ちにくいということです。

ただし、まったく跡が残らないということではありません。頭皮から株を採取すると、その部分に株が再生されることはない、つまり毛が生えてくることはないので小さな白い点の採取跡が残ります。

 

頭皮を一部切り取るFUT方法に比べれば採取跡が圧倒的に目立たないという比較表現であることを覚えておいてください。

 

時間がかかるので定着率が落ちるというデメリット

FUE方法にもデメリットがあります。

 

FUE方法のデメリットはドナー株をひとつずつ採取するので時間がかかることです。

 

株の底部には毛乳頭という組織があり、毛細血管とつながって栄養補給していることで組織の維持を保っています。しかし毛細血管から切り離されると毛乳頭はわずかな時間で弱ってしまい、薄毛やハゲの部分に植毛しても元気な毛を生やすどころか、まったく毛を成長させないこともあります。

植毛した株の毛乳頭が再び頭皮で毛細血管とつながり、毛母細胞の活性化を促すことを株の定着と言います。FUE方法は施術に時間がかかること、採取する段階で施術をしている医師や看護師が時間を急ぐあまり、株を切断してしまうことなどが理由で、平均的な定着率は80~90%といわれています。

 

また植毛施術の時間がかかることから、FUT方法に比べると費用が高いこともデメリットのひとつです。一般的なクリニックで1,000株の植毛を行う場合、FUT方法であれば70〜90万円、FUE方法では100〜120万円になります。

 

クリニックが独自進化させる「FUE方法」


image: www.francetop.com

 

FUE方法は時間がかかること、定着率がFUT方法にやや劣るというデメリットを持ちますが、最近はクリニックの独自開発技術が進んでおり、これらデメリットを解消するところが増えています。

 

たとえば新宿にある「アスク井上クリニック」ではFUE方法を進化させたi-SAFE技術が使われています。

 

採取するパンチグラフトの直径を極細にしているので採取跡がさらに目立たなくなっていることに加え、採取する際に吸引力を利用しているので株の切断率が大幅に低減しています。この技術によりメガセッションと呼ばれる4,000株のFUE植毛施術も可能にしています。

またFUE方法は株を採取する際、最終部分を刈り上げなければなりませんが、「アスク井上クリニック」のアンシェーブンi-SEFEは最終部分全体を刈り上げず採取する株だけを短くする技術です。最終部分全体を刈り上げるとどうしても植毛施術が周囲に分かってしまいますが、この技術であれば最終部分に長い毛が残っているので誰にも分からず植毛施術を受けることができます。

その他、直径0.8mmの極細チューブパンチで採取するi-Direct方法、採取をロボットが行うARTAS などさまざまな種類があり、植毛が盛んになる今後、さらに進化すると考えられています。

 

まとめ

株を採取するFUE方法にはいろいろな独自技術があります。

しかし肝心なのは株を採取することよりも植毛で自然な仕上がりになること。そのために必要なのは植毛を行う医師と同時に補助する看護師の技術力です。

植毛は審美目的の外科手術です。単純に株を埋め込めばいいというわけではありません。

信頼できるクリニックを選ぶためには事前クリニックを受け、患者自身が納得する必要があります。施術は安心できるクリニック選びがもっとも大切なのです。

 

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