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植毛業界にも見られる“詐欺”のパターンまとめ

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やや古い資料で恐縮ですが、市場調査専門の矢野経済研究所の調べによると2014年度の自毛植毛を含めた毛髪業市場は約4,323億円と発表されました。

すでに3年以上経過した現在、この市場規模が拡大しているのは確実であり、今後も成長することが見込まれています。

毛髪業市場に限らず、どのような市場も拡大するほど大手が参入すると同時に企業コンプライアンスを遵守しない「詐欺まがい」の業者が出てきます。

とくに自毛植毛は審美目的だけにクリニックという名目を利用して「詐欺まがい」の施術をするところがあります。

そこで今回はSHOKUMOU-ONLINEスタッフの1人である私が「植毛業界にも見られる“詐欺”のパターンまとめ」と題し、自毛植毛で「詐欺まがい」に遭わないための方法を解説します。

医師が勧める「詐欺まがい」のいろいろなパターン

自毛植毛の施術をすると言って費用だけを巻き上げるのは完全な詐欺罪になります。今のところ、このような明確な詐欺はネット上にも報告がなく被害例もありません(表面化していないだけかもしれませんが)。

 

しかし自毛植毛を受けた人が「詐欺」と感じる例は多く露呈しています。

 

それらの例は施術こそしたものの、その方法がいい加減だったりカウンセリングで決めたデザインと違っていたり、とクリニックの信頼性が疑われる内容です。

法的に争うこともできますが、やはり時間と経費が無駄になる可能性もあるので以下の例を参考にして「詐欺まがい」の被害に遭わないようにすることが大切です。

 

パターン1:植毛の必要がない若年層へ強引に勧める

AGA(男性型脱毛症)は若年層でも発症します。

とくに若年層の場合、進行状態が著しいと人生に対する意欲が下がってしまうほど深刻な問題なので自毛植毛が有効な薄毛対策になることもあります。

 

しかしすべての薄毛を心配している若年層に自毛植毛が必要というわけではなく、薄毛の状態によっては内服や塗布の治療薬で回復または維持できる場合もあるのです。

 

信頼できる医師であれば状態を見て治療薬にするか自毛植毛にするか決定しますが、「詐欺まがい」の行為を働く医師はいきなり自毛植毛の施術を強引に推し進めてきます

このような被害に遭わないためにはクリニックのカウンセリングでなぜ自毛植毛が必要なのか、しっかりとヒアリングすることが大切です。

 

パターン2:必要以上に移植する株数を増やす

「生え際をきれいに揃えるためには3,000株必要です」と医師に言われれば、患者はその通りに従うしかありません。

状況にもよりますが、額の生え際だけであれば必要なのは800株から最高でも2,000株程度。

明らかに多いことが分かりますね。

 

施術料は株単位で計算され(その他に基本料が必要なところもあります)、「詐欺まがい」の行為をする医師はできるだけ株数を増やすことを考えています。

 

事前にどの部分に移植するのかカウンセリングで行うので、医師の示した株数が標準的であることを確かめてください。

1ヶ所のクリニックだけでなく、数カ所のクリニックを回ってカウンセリングを受ければ自分の薄毛に対する株数の平均値が分かります。明らかに株数を水増ししているところは避けた方が賢明です。

 

パターン3:「離れ小島」を防ぐという名目で株数を増やす

「AGAの場合、既存毛部分が進行すると自毛植毛した部分との境目ができてしまい、離れ小島のようになってしまう。だから今のうちに境目にも植毛しておいた方がいい」

このセールストークも株数をとにかく多く移植しようとする「詐欺まがい」の商法です。

植毛部分はあくまで薄毛やハゲの部分を対象に施術します。AGAが進行していない部分まで移植する必要はありません。「離れ小島」を防ぐためには日頃のヘアケアやAGA治療を行い、AGAが進行して移植部分と既存毛の境目が気になりだしたら、その段階で医師と相談することがベスト。

 

最初から健康な既存毛部分まで植毛しようとする詐欺的なクリニックは避けた方が無難です。

 

医師のセールストークにはけっして焦らず、冷静に判断を下しましょう。

 

パターン4:経験の乏しい医師がメガセッションを勧める

最近の自毛植毛施術の傾向としてメガセッションがあります。

メガセッションとは1度に5,000〜6,000株を移植する大掛かりな施術です。移植する面積が広い人には有効な手段のように思えますが、採取する株数が多くなればそれだけ株採取の成功率が低くなり、また移植した株の定着率も悪くなります。

 

それを予め説明する医師であれば問題ありませんが、逆にメガセッションを勧める医師の場合は要注意。よほど経験豊富な医師であればともかく、明らかに経験値が乏しく社会的な評価が低い医師がメガセッションを行ってもドナー株を無駄にするだけです。

 

これも「詐欺まがい」ですね。

ちなみに株を1度採取すると、その部分からは再び毛が生えてくることはありません。

髪全体の株を無駄にしないためにも、メガセッションより2回に分けて施術する医師を選ぶようにしてください。

 

まとめ

上記以外にも移植株数をごまかす、実際に施術していない人の画像をHPに掲載する、などといった「詐欺まがい」の例もあります。

これら、悪どい「詐欺まがい」の医師を選ばない方法はカウンセリングの段階で疑問に思ったことは素直に聞き、それに対してきちんと答えてくれる医師を探すことです。

 

やたらと高圧的であったりカウンセリングが医師ではなく事務員であったり、というクリニックは避けるのが原則です。そして相手が高圧的であっても押し切られて契約しないこと。

 

「詐欺まがい」の行為を働くクリニックは契約書を交わした後にキャンセルすると必ず違約金を請求してきます。自毛植毛はけっして安い費用ではなく、しかも自毛植毛すると取り返しがつかなくなります。

クリニック選びは慎重に行ってください。

 

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