植毛 知識

植毛後の正しい洗髪のやり方

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自毛植毛の施術当日はさすがに頭に包帯を巻いている状態なので洗髪できませんが、施術を行うクリニックでは翌日から洗髪することを勧めています。

自毛植毛は審美目的とはいえ外科手術。

株を植え込むために頭皮に切れ目を入れるので当然、出血します。その出血跡を残したままだと雑菌が繁殖してせっかく植え込んだ株の内部に入り込んで炎症を起こし、株の定着を妨げることが洗髪を勧める理由です。

しかし施術後の洗髪で間違った方法をしても定着率を下げることになります。

そこで今回はこのサイトの運営スタッフの1人である私が「植毛後の正しい洗髪のやり方」と題し、自毛植毛を行った後の洗髪における注意点や効果的な方法を紹介します。

施術前にシャンプーを用意しておく

施術後の洗髪でもっとも注意しなければならないのは翌日。

頭皮に残った出血後を洗い流さなければいけませんが、かといって普段通りに頭皮をガシガシ擦るような洗い方をしては(もっとも痛くてできまんが)せっかく植え込んだ株が抜けてしまいます。

 

やさしく洗い流すのがコツです。

 

そのためにはまずシャンプーの確認から行ってください。普段、使っている界面活性剤を主成分としたシャンプーは洗浄力が強いので植毛部分に刺激を与えてしまい、株が抜け落ちてしまう可能性があります。とくに頭皮をすっきりさせるメントール系配合は避けた方が賢明です。

 

自毛植毛の施術後、完全に株が定着するまでは個人差が若干あるものの最長でも1ヶ月程度です。その間、頭皮を優しく保護しながら洗髪する必要があるので、界面活性剤を使っていないスカルプケアのシャンプーを使うようにしてください。

 

スカルプケアの主成分はアミノ酸です。

つまり人体と同じタンパク質を構成している成分なので肌に刺激がなく、しかも汚れをしっかりと落としてくれます。界面活性剤のシャンプーに比べるとやや高価ですが、施術で植え込んだ株をムダにしないためと考えれば安いメンテナンス料です。

 

施術後3日目までの洗髪はとにかく慎重に

自毛植毛の施術した翌日は植毛部分を指先で擦るのはもちろんのこと、シャワーノズルから出る水流も当てないようにしてください。洗髪の目的は出血跡を洗い流して頭皮を清潔に保つことです。

 

既存毛をきれいにすることではなく、あくまで移植した株を保護するためであることを忘れないようにしてください。また、シャワーの温度は人肌よりも少し熱い程度、37〜38℃のぬるま湯に設定しましょう。

 

最初に首筋からシャワーの水流を当て、そのまま頭を下げてうつむきます。後頭部や側頭部に水流を当て、髪全体を濡らすようにします。水量を多くしたり強くしたりするのも厳禁。

髪全体が濡れたら、洗面器にシャンプーを適量入れ、シャワーを注いで泡立てします。その泡だけをすくって後頭部や側頭部の髪に塗るようにします。あとは最初に髪を濡らした時と同じ要領で泡を念入りに落としてください。

 

自毛植毛の施術後、3〜4日目までの洗髪はこの方法を繰り返します。

 

なお、同期間はシャワー浴だけの方がいいですね。湯船にゆっくり浸かると身体の血行が良くなり、植毛部分の出血が多くなって株が抜けてしまう場合があります。

 

施術後1週間目は痒みがあっても優しくマッサージ

施術後、4日以上経てば洗髪の時にシャワーの水流を植毛部分に当てることもできるようになります。4日目ぐらいからは出血跡がかさぶたになり始めているので、指を植毛部分に当てるのはまだしない方が無難です。

 

温度は同じく37〜38℃、水流は弱め、シャンプーは泡立てて髪につけるだけを守ってください。

また髪を乾燥させる際もタオルでゴシゴシするのは絶対に禁止。ドライヤーを使う場合でも強い温風を植毛部分に直接当てるのも避けましょう。

 

施術後、1週間経過すると出血跡のかさぶたが落ち始めます。

痛みがすっかり取れて頭皮が痒くなる頃ですね。

 

しかし痒いからといって強引に掻きむしって再出血のは最悪のパターン。洗髪時、頭皮を掻いたり熱くて強い水流を植毛部分にかけたい気持ちは分かりますが、我慢してください。

 

1週間経てばシャンプーを直接髪につけても指で頭皮を触っても構いません。頭皮を優しくマッサージする感覚で洗髪を行ってください。そうすればかさぶたは自然に落ちていきます。

 

かさぶたが取れた頭皮は赤ちゃんの肌のように敏感

施術後、1ヶ月経過すれば移植した株は定着しているので洗髪方法でとくに気を使う部分はありません。界面活性剤入り、メントール配合の安いシャンプーで洗髪しても大丈夫です。

ただし、安い界面活性剤入りのシャンプーで洗髪する前に植毛部分の頭皮を確認してください。植毛した部分の頭皮がまだ赤くなっているはずです。これはかさぶたが取れ、新しい皮膚が再生した証で、いわば赤ちゃんの肌のように敏感です。

 

できれば洗髪は刺激の強いシャンプーを避けてスカルプケアを継続させた方がいいですね。

 

スカルプケアは既存毛にも効果的です。

その他の注意点としては、つねに頭皮を清潔に保っていること。とくに整髪料を使っている場合、洗髪をきちんと行わないと整髪料が頭皮に残り、植毛部分や既存毛に関わらず株の炎症を引き起こす可能性があります。

 

まとめ

自毛植毛の施術後は、とにかく移植した株の定着までがもっとも神経を使う期間。

定着させるためには洗髪だけでなく、その他のことにも注意してください。

たとえば施術後、すぐの飲酒や運動は血流が強くなってしまうので出血が止まらなくなる可能性があります。また就寝時、無意識に植毛部分を枕に押しつけることもあるので、寝る体制にも気を配ってください。

頭皮への刺激はとにかく厳禁なのでウィッグで植毛部分を隠すのもよくありませんし、バンダナやニット帽を被る時にも細心の注意が必要です。

しかし、これらの注意点も株が定着すれば無用となります。それまでの辛抱と考えれば、けっして長い期間ではないと実感できるでしょう。

 

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