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植毛後の後遺症について調べてみた

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後遺症とは病気やケガが治療によって治った後でも機能障害や傷痕が残ることを指します。

一般的な外科手術だけでなく審美目的の美容・形成外科でも手術の失敗で後遺症が発症したという例はよく耳にします。

自毛植毛の施術も医師の技術力の未熟さから少なからず後遺症が発生することがあります。

しかしネット内の記事を見ていると、自毛植毛の後遺症と副作用を混同している例がかなりあります。

このサイトの運営スタッフの1人である私も自毛植毛施術前は後遺症と副作用を混同してしまい、自毛植毛の施術に尻込みした覚えがあります。

そこで今回は「植毛後の後遺症について調べてみた」と題し、自毛植毛の施術における本当の後遺症と施術による副作用をはっきりと分け、それぞれについて説明します。

自毛植毛の施術による副作用(一時的症状)とは?

副作用とは本来、医薬品を使用した時に本来の治療目的とは異なった作用が発生した状態を指す言葉ですが、現在は手術等で身体に本来の治療効果以外の症状が発症した際にも使われています。

自毛植毛の施術における副作用は厳密に言うと施術の影響による一時的な症状で、そのほとんどは時間の経過とともに解決します。

ここでは便宜上、副作用と表現します。

自毛植毛の施術は審美目的といっても外科手術なので、一時的な症状が出るのは当然の話。

盲腸の手術でも術後は笑うとお腹が痛くなるものです。

とはいえ、時間の経過とともに治るといっても発症する症状を知らないと焦るのは確かです。しっかりと自毛植毛の情報を仕入れておき、落ち着いて対処してください。

 

まぶたの腫れは後遺症ではなく「頭皮麻酔の影響」

自毛植毛の施術後、比較的早い段階で起きる副作用は株採取や移植部分の痛み、出血の他にまぶたの腫れがあります。これらは後遺症ではありません。

自毛植毛は株移植のドナー採取のために頭皮の一部を切り取るFUT方法と、株採取をパンチグラフトという専用器具でくり抜くFUE方法がありますが、採取にしろ移植にしろ、自毛植毛は頭皮に傷をつけることに変わりはないので患者の痛みを軽減するために頭皮へ局部麻酔を行います。

 

この麻酔薬が3〜4日後、頭皮から顔部分に降りてきてまぶたを張らせたり赤く変色させたりすることがあります。個人差はあるものの、4〜5日過ぎると晴れや赤みは引いていくので安心してください。

 

FUT方法の場合、ドナー採取のために切り取った部分を縫合するため、上下の頭皮を引っ張って縫合します。この縫合により頭皮が突っ張ったような感じを受けることがあります。これも後遺症ではありません。

味もう植毛の施術後1〜2週間後の抜糸する頃になると突っ張り感も消えますし、縫合したことによる身体的な悪影響はないので安心してください。

なお、FUE方法ではこの突っ張り感はありません。

 

ショックロスで脱毛しても不安に感じる必要なし

自毛植毛の施術における副作用として患者がもっとも驚き、かつ不安に陥れるのが脱毛です。

髪の毛を増やすために自毛植毛施術を受けたのになぜ、しかも大量に脱毛?!と誰もが思うはず。でも、これも後遺症ではなく一時的な症状なので安心してください。

FUT方法で自毛植毛した場合、最初の脱毛は移植した株から始まります。ドナーとなる株を頭皮ごと切り取っているので株には毛髪が残っています。この株をそのまま移植するので薄毛の部分は一時的に毛が増えた状態になります。

しかし株の毛母細胞は毛細血管から切り離されたため、毛をヘアサイクルで言うところの休止期にしてしまうので、やがて移植部分の毛が抜け落ちてしまうわけですね。この移植部分からの脱毛は比較的早く、自毛植毛施術後1〜3週間の間に起こります。

 

自毛植毛施術後、1〜4ヶ月の間に起こる脱毛は“ショックロス”と呼ばれています。

 

移植した株が定着して普通にシャンプーできる時期だけに、ショックロスの脱毛は文字通りショックと感じるはず。

名前の響きが強烈なので不安感は高まりますが、この脱毛も自毛植毛の後遺症ではなく一時的なことなので安心してください。

ごっそりと抜け落ちるのは移植した株からではなく既存毛です。頭皮に麻酔やメスを入れたことが毛母細胞を刺激し、現在生えている毛を切り離すことによって起きる現象と言われていますが、なぜショックロスが起きるのか、完全に解明されていません。

しかし毛母細胞がしっかりと残って機能している限り、毛はまた必ず生えてくるので自毛植毛の医師も重要視しておらず、とくに対処しません。

ショックロスが起きても後遺症ではないので不安になる必要はなく、自毛植毛施術の半年から1年経過すると毛が生えてきます。

 

自毛植毛の後遺症は医師の技術不足が要因

自毛植毛の施術で後遺症と認められるのは主に2つ。

 

ピットスカーと株の採取跡や縫合跡です。

 

これらの後遺症は身体的な影響を与えるわけではありませんが、患者にとっては審美目的で自毛植毛の施術したのに見た目が悪くなるのは精神的ダメージが大きくなるので、後遺症の一種といえます。

ただし、どの患者にも発生するというわけではなく、むしろ信頼できる自毛植毛のクリニックや医師であればまったく発生しません。

つまり医師の技術不足が原因で後遺症が発生するわけですね。

 

この後遺症を避けるためには事前にクリニックの施術内容を調べ、カウンセリングで医師の説明の仕方や質問に対する答え方から信頼性を確認することが大切になります。

 

信頼できる医師であれば、株の採取跡や縫合跡、ピットスカーといった後遺症の質問を行っても丁寧な答えが返ってくるはず。そういった医師であれば安心して施術を任せることができます。

 

後遺症のピットスカーになると治療方法が大変!

施術の株移植は医師の技量で仕上がりの美しさが左右されます。

これはFUE方法でもFUT方法でも変わりありません。

 

美しさを左右するのは移植をいかに正確に早く行うか、それにかかっているからです。

 

熟練の医師であれば大量の株でも手際よく移植していきますが、経験不足の医師では手際が悪いため時間がかかり、結果として定着率が低くなってしまうこともあります。

さらにひどいのがピットスカーの後遺症を発生させることです。

 

後遺症のピットスカーとは移植する際、株を必要以上に強く押し込んでしまうことからスリットを入れた頭皮部分が余計に開いて凹んでしまい、そこに雑菌が入り込むことで頭皮が硬質化、まるでオレンジの皮のようにでこぼこになってしまう後遺症のことです。

 

後遺症のピットスカー症状になると、植毛した部分をくり抜いて再施術を行う、凹んでいる部分に植毛して目立たなくさせるといった面倒なことになるので、自毛植毛の施術費用が相場よりも安すぎる、あるいは口コミ情報がほとんどないようなクリニックは避けた方が賢明です。

 

採取跡や縫合跡はSMP方法で対処できる

FUT方法は頭皮の一部を切り取るため、その後の縫合手術は欠かせません。

外科手術でわかるように縫合跡は薄くなることはあっても完全に消えることはありません。身体的影響があるわけではないので厳密には後遺症と言えませんが、傷跡が残るということに抵抗を覚える人もいるはず。

 

では頭皮を切り取らないFUE方法であれば後遺症となる傷跡が残らないのでは、と思うのは当然のことですが、じつはFUE方法も小さな点とはいえ、採取跡が残ります。小さな点も2000個以上になれば髪を刈り上げた時など、どうしても目立ってしまい、後遺症の一種になります。

 

しかし現在の自毛植毛技術は発達しており、技量の確かな医師であれば縫合跡や採取跡といった後遺症の一種はほとんど目立たないように施術します。

この2点の後遺症の一種は施術で避けられないので、どうしてもきになる人にはスカルプマイクロピグメンテーション(SMP)方法といった対処法もあるので医師と相談してください。

 

まとめ

自毛植毛の後遺症ではなく一時的な症状としては、上記の他に株を植え込む際の出血、出血部分の痒み、出血部分がかさぶたとなって剥がれ落ちるといったことが上げられます。

 

これらの症状は自毛植毛施術後1週間以内に起こります。

 

FUE方法であれば事務職なら翌日から、FUT方法でも3〜4日すれば仕事に復帰できますが、やはり移植した部分が赤いボツボツになっていたり仕事中に無性に痒くなったり、あるいはまぶたがプックラ腫れていたら仕事に支障が出ます。

また自毛植毛施術後は安静にしているほど定着率が高くなるので、できれば施術1日前から1週間ほど休暇を取れる日程で臨んだ方が無難です。夏休みや冬季休暇、有休を組み合わせるなど工夫してスケジュールを組んでください。

日程に余裕があるほど、自毛植毛の一時的な症状の副作用は他の人に分からないうちに治ります。

 

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