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植毛をする上でのリスクをまとめてみた

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自毛植毛の施術は審美目的とはいえ、メスやニードルを使って頭皮にスリットやホールを開け、毛根(自毛植毛では株またはグラフトと呼びます)を移植する外科手術ですから、多少のリスクが生じます。

ただし、リスクとは行動に伴う危険性であって、自毛植毛の施術によって起きる身体的に影響のない副作用ではありません。これを混同するとまったく問題のないことまで危険視して施術前に余計な不安を煽ることになります。

リスクと副作用はきちんと分けて認識しましょう。

そこで今回は「植毛をする上でのリスクをまとめてみた」と題し、自毛植毛の施術を行った際のリスクと副作用について、このサイトを運営しているスタッフの1人である私が説明します。

植毛施術の副作用は患者であれば誰もが経験すること

植毛施術を受けた後、どうしても避けられない副作用があります。

 

たとえば施術した後、移植部分から出血して赤いボツボツになる、施術後2〜3日したら顔やまぶたの上が腫れぼったくなった、移植した部分の毛がごっそり抜けた、などですね。

 

これらはリスクではなく植毛施術における副作用であり、植毛施術を受けた人であれば大抵は経験することで、時間の経過とともに副作用は消えていきます。

赤いボツボツの出血跡はメスやニードルで頭皮を切ったことによる結果で、やがてかさぶたになって自然に剥がれ落ちます。

顔やまぶたの腫れは施術の際、頭皮に打った麻酔が下りてきたことによる副作用で、1〜2日すれば腫れが引いていきます。

移植した部分の毛が抜けるというのは毛をカットしないFUT方法に見られる現象で、株を移植したことでヘアサイクルが休止期に入ったため、毛が抜けるだけです。株が頭皮に定着すれば新しい毛が生えてきます。

 

これらの副作用は事前カウンセリングで医師や看護師から説明を受けることができます。確かに上記のような副作用が起きると心配になりますが、植毛施術においては起きて当然のことなので慌てずに時間の経過を待ってください。

 

医師もしくは看護師の技量不足も「リスクの原因」

植毛におけるリスクは施術する医師の技量が未熟であるほど発生率が高くなります。

 

施術は側頭部や後頭部といったAGA(男性型脱毛症)の影響を受けない株を薄毛やハゲの部分に移植する手術ですが、単純に株を採取して移植すればいいというものではなく、自然な仕上がりにするためには1本だけ生えている株と2〜3本生えている株をどのように配置するか、またどのような角度で侵入させるかなど、医師の技量が求められます。

 

したがって、医師やサポートする看護師の技術力が未熟だと自然な仕上がりにならないというリスクが生じます。また技術力の未熟は株を採取する際、毛根を切断するというリスクを発生させます。

 

FUE方法はパンチグラフトという専用器具を使って株をひとつずつ採取しますが、その際に進入角度を誤ると株のもっとも大切な部分である毛乳頭を傷つけてしまい、株が機能しなくなります。これが定着率の悪さにつながるわけですね。

頭皮の株の総数は決まっており、株を採取した部分から再び株が組織されることはありません。未熟な医師によって株数が減ってしまうのは物理的な面だけでなく精神的にも大きなデメリットとなります。

 

株の損傷というリスクはFUE方法に多く見られますが、頭皮の一部を薄く切り取るFUT方法にも医師や看護師の技術不足から招くリスクがあります。

 

切り取った部分は頭皮がなくなっているので上下の頭皮を引っ張って縫合しますが、その際に縫合技術が未熟だと縫合跡が盛り上がったり跡が強く残ったり、あるいはいつまでも頭皮が引っ張られているような感じがします。さらにリスクとして怖いのがピットスカーです。

 

ピットスカーが発生したら再施術が必要になる

ピットスカーとは、移植した部分の頭皮がミカンの皮のようにでこぼこになってしまう現象です。

 

この現象も医師や看護師の技量が足りないことから発生するリスクです。

 

植毛は採取した株が元気なうちに移植しないと定着率が悪くなります。また時間をかけると患者への身体の負担が大きくなることから施術にはある程度のスピードが要求されます。しかし早さだけを優先しれば当然、確実性が失われて、これも定着率の低下を招いてしまいます。

一定のスピードを保ちつつ、しかも確実に定着させることが植毛を行う医師や看護師の技量となりますが、確実に定着させようとするあまり、株を強く埋め込むと頭皮が一緒にめり込んでしまい、ピットスカーが発生してしまいます。

 

発生したピットスカーの解決方法は再移植しかありません。

 

これらを避けるためにはクリニック選びを慎重に行う以外ないのです。

 

まとめ

上記のリスクは植毛施術に定評のあるクリニックではほとんど発生しません。したがってリスク回避の方法は実績のあるクリニックを選ぶことです。

植毛クリニックの中には、施術費用を安くして利用患者を集めたり不必要なほど移植する株数を増やしたりするところもあります。

これらのクリニックは信頼性が薄いので避けた方が無難です。

事前カウンセリングをいろいろなクリニックで受け、その中から自分が納得でき、安心して施術を受けられるところを探しましょう。

 

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