植毛 知識

植毛をすると頭皮はどうなるの?

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自毛植毛の施術はAGA(男性型脱毛症)で薄毛またはハゲた部分に、AGAの影響を受けていない部分の元気な毛根を移植する外科手術です。

移植する毛根を自毛植毛では株またはグラフトと呼んでいますが、これを側頭部や後頭部から採取し、同じく前頭部や頭頂部へ植え込むわけですから施術すれば当然、頭皮に影響が出ます。

そこで今回は「植毛をすると頭皮はどうなるの?」と題し、このサイトを運営しているスタッフの1人である私が自毛植毛の施術で頭皮がどのような影響を受けるのか説明します。

頭皮に痒みがあっても掻きむしるのは厳禁!

自毛植毛の施術は株を採取するところから始まります。

株の採取はパンチグラフトという専用器具を使って株をひとつずつくり抜くFUE方法と、側頭部や後頭部の頭皮一部を薄く切り取るFUT方法があります。

どちらの方法にしても切る、または穴を開けるわけですから痛くないわけがありません。しかし痛みを感じていたら施術できないので頭皮には局部麻酔を打ちます。クリニックによっては局部麻酔だけでなく静脈へ鎮痛剤を入れるので、採取した株を植毛するためのスリットを入れても穴を開けても痛くないのです。

 

自毛植毛の施術が終わっても麻酔が効いているうちは痛くありませんが、麻酔が切れると移植した部分に痛みを覚える場合があります。またFUT方法は切り取った頭皮の部分を縫合するので、移植した部分だけでなく縫合部分が痛むこともあります。

 

これらの痛みは個人差や移植した株数によって異なりますが、痛みを感じても2〜3日経過すれば自然と痛みが和らいできます。それまでは医師が処方した痛み止めを飲んで我慢してください。

また施術後の株を植え込んだ部分は植毛した株の数だけ出血跡となって赤い点状になります。見た目、かなりショッキングな光景となりますが、この赤い点状は1週間もするとかさぶたになり、洗髪している時に自然と剥がれ落ちます。

ただし、赤い点状の痛みが取れてかさぶたになり始めると猛烈に痒くなります。この痒みに耐えかねて頭皮を掻きむしるとせっかく移植した株が定着せず抜け落ちてしまいます。

 

どうしても痒みが止まらない時は植毛した医師に相談して痒み止め薬の処方箋を出してもらってください。

 

つっぱり感が残ったら頭皮マッサージで改善

自毛植毛の施術を受けると頭皮につっぱり感が残る、という声をよく聞きます。

これは株を採取する際、頭皮の一部を薄く切り取るFUT方法だけに起こる現象で、株をくり抜くFUE方法ではつっぱり感が残ることはほとんどありません。

FUT方法は株を大量に素早く採取できるので植毛の定着率が高いというメリットを持つ反面、切り取った部分を縫合するために頭皮を切り取った分だけ引っ張って縫合するので縫合跡とつっぱり感が残るというデメリットがあります。

 

ただし、つっぱり感は1ヶ月もすれば自然となくなります。自毛植毛の施術で移植した株は2週間経過すれば定着します。その時にまだつっぱり感がある場合は指の腹を使って頭皮をやさしくマッサージしてください。ゆとりができてつっぱり感が軽減されるはずです。

 

縫合跡も今はトリコフィティック縫合閉鎖法という細心の施術方法で目立たなくさせることができます。

この縫合方法は上下両方の頭皮を重ねるのではなく、片側の重なる部分を少しだけ削るので縫合跡の盛り上がりがないため、髪を長くして隠せば誰も縫合跡に気がつくことはありません。

 

「ピットスカー」を避けるためにも慎重なクリニック選びをする

自毛植毛の施術における頭皮のトラブルとしては「ピットスカー」があります。

 

ピットスカーはドナー株を移植する時、株のサイズと予め開けたスリットや穴のサイズが合わないため、強引に押し込むと起きる現象で、頭皮がオレンジやレモンの表面のようにでこぼこになることです。

 

1か所や2ヶ所であれば目立ちませんが、100〜200ヶ所単位になるとせっかく植え込んだ株もめり込んだようになってしまい、光の当たり方次第では毛穴部分に影ができてかなり目立ちます。

1度、ピットスカーが発生すると患者だけではどうすることもできず、修正するためには植え込んだ株を抜いて再施術するしかありません。

 

明らかに医師の技術不足から起きるトラブルなので、ピットスカーが発生していると思われる状況の時はすぐに担当の医師に相談してください。

 

滅多に起きるトラブルではありませんが、ピットスカーを避けるためにも実績のある信頼性が高い自毛植毛のクリニックを選ぶことが大切です。

 

まとめ

自毛植毛の施術当日は洗髪できませんが、翌日からは必ず洗髪してください。

既存毛の毛穴からは皮脂が出ており、これを放置しておくと雑菌が繁殖します。雑菌にとって出血跡はエサが豊富にある繁殖の温床になって雑菌は移植した株の毛穴まで入り込みます。

毛穴まで雑菌が入り込めば炎症を起こし、せっかく植え込んだ株が抜け落ちる事態になります。

ただし、洗髪は十分に注意して行ってください。強い刺激を移植した頭皮に当てることもまた、植毛した株が抜け落ちる原因となります。

 

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