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植毛におけるランニングコストを考えてみる

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ランニングコストとは本来、設備や建物を維持するために必要な金額のことで、拡大解釈すると運転資金という意味もあります。

自毛植毛ではなく、増毛やウィッグの場合は定期的なメンテナンスが必要なので、これも拡大解釈すればランニングコストと言えないこともありません。したがって本来、自毛植毛の施術後に対する言葉としては適切ではありませんが、ここで言うランニングコストは維持費と考えてください。

さて、自毛植毛の施術を行った後にランニングコストがどのくらいかかるのか?施術を受ける人に取っては不安材料のひとつでもありますね。

そこで今回は「植毛におけるランニングコストを考えてみる」と題し、自毛植毛の施術を受けた後、ランニングコストが発生するのか、という点についてこのサイトを運営しているスタッフのⅠ人である私が検証していきます。

自毛植毛の良い点はランニングコストがかからないこと

結論から言うと、自毛植毛にはランニングコストがかかりません。

 

増毛やウィッグは手入れをしないと人口毛が抜けたり変形したりするので自然な髪型が保てないため、定期的に人口毛を入れ替えなければならず、メンテナンス費用がランニングコストになります。

一方、自毛植毛の施術は側頭部や後頭部などAGA(男性型脱毛症)の影響を受けない元気な毛根(自毛植毛ではこれを株またはグラフトと呼びます)をAGAで薄くなった部分またはハゲている部分に移植するので、そこから生えてくる毛は自毛、つまり現在、頭皮に残っている既存毛と変わりないのです。

自毛を健康にするためにはメンテナンス費用が必要ですが、それは髪全体の問題であって自毛植毛部分に限ったことではありません。

自毛植毛した部分でもAGAの影響を受けて抜けてしまうのではないか?そのためにランニングコストが必要ではないか?という疑問を抱く人もいるはず。

 

しかし自毛植毛には外科手術における法則「ドナードミナント」が働きます。

 

これは移植前の部位(自毛植毛の場合は株)を別の場所に移植しても移植前の遺伝子が働くという法則で、自毛植毛に限って言えば側頭部や後頭部の株はAGAの影響を受けないため、薄毛やハゲの部分に移植しても元気な自毛が育つのです。

ランニングコストに対抗しているならばイニシャルコスト、つまり施術する際の初期費用だけで済むのが費用面における最大のメリットです。

 

既存毛と同じようにヘアケアをする

施術後、移植した部分から生えてくる毛はAGAの影響を受けず、元気な毛になるといっても既存毛と同じく毛に悪い行動をすればAGAが原因にならなくても抜け毛が盛んになり、やがて薄毛になることもあります。

 

自毛植毛そのものにランニングコストはかからなくても既存毛全体をいつまでも自然な髪型にするためには、それなりのランニングコスト、つまり維持費が必要です。

 

といってもランニングコストはけっして高い金額ではありません。
必要なのはヘアケアのためのシャンプー代ぐらいなものです。

界面活性剤が入っているシャンプーは泡立ちが良く使用後はスッキリしますが、洗浄力が高いので株を保護する皮脂まで洗い流してしまうため、株に雑菌が入り込みやすくなります。

 

これを避けるためにはアミノ酸系のスカルプシャンプーでヘアケアをしてください。

 

スカルプシャンプーはいろいろなメーカーから販売されており、350ml入で2,000〜4,000円ぐらいで購入できます。毛髪を健康に守る費用としては安価といえます。

 

「離れ小島」を防ぐためにはAGA治療が必要

既存毛でAGAが進行すると植毛した部分だけがフサフサの髪になって既存毛と境界線ができたり、既存毛との間がハゲて「離れ小島」になったりすることがあります。これを防止するためのランニングコストとしてAGA治療の費用が上げられます。

服用や塗布のAGA治療薬は株が完全に機能しなくなった場合はあまり効果は見られませんが、株がAGAの影響で弱り始めている段階ではある程度の効果が見込まれます。

とくにハミルトン・ノーウッド分類でクラスⅡ、つまり前頭部で額が2cm程度後退したところに施術した場合、既存毛を放置しておくと「離れ小島」になる可能性が大きくなります。既存毛保護のためにAGA治療の費用を想定しておいてください。

 

クリニックではAGA治療も行っており、月額10,000〜15,000円程度です。

 

将来にかけて毛髪を守る費用と考えればけっして高い金額ではありませんね。

 

まとめ

AGAのランニングコストを抑えようとして、治療薬を個人輸入の代理をするネットショップから購入する人がいます。確かに安くなりますが、AGA治療薬には副作用がいろいろあります。

服用量を始めとして飲み方を誤った場合、重篤な事態になることもあります。

その際、個人輸入で購入したAGA治療薬だとメーカーもネットショップもまったく責任を取らず、すべて個人の責任となります。

AGA治療薬は必ず信頼できるクリニックで処方してもらい、正しく服用してください。

 

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