植毛 知識

植毛するとどれくらいのボリュームを実感できるのか

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AGA(男性型脱毛症)が進行して前頭部や頭頂部が薄毛、またはハゲてしまった男性の願いは、できることなら中学生や高校生の時のようなボリュームのある髪に戻りたい!ということ。

タイムマシンのように中学生や高校生の時代に戻ることはできませんが、生え際などの髪にボリュームを取り戻すことはできます。

そんなAGAで悩む男性の願いを実現させるのが自毛植毛です。

そこで今回は、このサイトを運営しているスタッフの1人である私が「植毛するとどれくらいのボリュームを実感できるのか」と題し、植毛することで復活する髪のボリュームについて説明します。

少ない植毛面積であればボリュームアップはいくらでも可能

結論から言うと、自毛植毛の施術を受けるとボリュームはいくらでも調整できます。

施術は側頭部や後頭部といったAGAの影響を受けない部分の毛根(これを自毛植毛では株またはグラフトと呼びます)を採取し、患者の希望に合わせて移植します。したがっておでこの上から額の生え際にびっしりと植毛すればオールバックのようにボリュームたっぷりの髪型も可能になります。

ただし個人差があります。

植毛は前述したように側頭部や後頭部の株を採取するので限度があります。

薄毛やハゲの面積が広くなるほど採取部分の面積は狭くなり、移植する株数が必要になります。

薄毛やハゲの進行度を明確にするハミルトン・ノーウッド分類においてⅡ型やⅡ veltex型程度であれば額の生え際にたっぷりと株を移植することは可能ですが、前頭部と頭頂部の薄毛やハゲの部分がくっつきそうなⅣ型やⅤ型になると、側頭部や後頭部から採取する株数も限られてくるので中学生や高校生のようなbリューム感を望むことはできません。

 

大量の移植であれば株採取は「FUT方法」

したがってたっぷりのボリューム感を望むのであれば、おでこが広くなった程度、生え際が薄くなったAGAの初期段階で自毛植毛の施術を受けた方が賢明です。

施術方法はクリニックによって異なりますが、ボリューム感を出すためには株数だけでなく2本や3本生えている株も必要になります。1本生えている株と区別するためにダブルフォリキュラー(DF)とかマルチフォリキュラー(MF)などと呼ばれていますが、これらは1本株(シングルフォリキュラー:SF)に比べると数が少ないため、採取に時間がかかります。

この時間を短縮するため、クリニックの多くはボリュームを望む患者に対してFUT方法を勧めます。FUT方法とは株採取技術のひとつで、側頭部や後頭部の頭皮一部を薄く切り取り、その頭皮から補助役の看護師が顕微鏡で見ながらピンセットでSFとDF(またはMF)を仕分けするので、速やかな施術が行えます。

施術費用も安く抑えられるFUT方法ですが、ひとつだけデメリットがあります。

それは頭皮を切り取った後の縫合跡です。

この縫合跡はせいぜい赤い線状になる程度で時間の経過とともに薄くなり、側頭部や後頭部の髪を伸ばせばカンタンに隠せますが、完全に消えることはありません。

どうしても縫合跡が残るのはイヤという人は必然的にFUE方法で株を採取することになります。これはパンチグラフトと呼ばれる専用器具で株をくり抜く方法なので当たり前の話ですが縫合跡は残りません。

ただしFUE方法にもデメリットはあります。株の採取に時間がかかるため、株の定着率がFUT方法に比べると悪くなること、縫合跡は残らなくても株採取の跡が白い点状になることです。もっとも、白い点状といってもほとんど目立たないので植毛手術した形跡はほとんどないといえます。

生え際やおでこの上の髪にボリュームをつけたい場合は株採取方法を植毛クリニックの医師としっかり相談してください。

 

自然な仕上がりにすることが何より大切

「薄毛やハゲの部分に植毛してボリュームアップさせ、ツヤツヤのオールバックにしたい!」

その気持ちは分かりますが、植毛以外の部分の毛の状態はどうなっていますか?

生え際やおでこの上だけボリュームアップさせても既存毛の部分がすでに薄くなり始めている、毛のコシがあまりないといった状況でボリュームだけをつけると全体的なバランスが取れず不自然な仕上がりになります。

植毛施術は毛のないところへ別の場所から株を移植するという単純作業ではありません。

植毛したことが周囲に分からないくらい自然な仕上がりをするために工夫するのも医師の大切な技術なのです。

単純にボリュームのことだけを考えるのではなく、むしろ自然な仕上がりになることを期待した方が、納得のいく植毛手術を受けられるはずです。

 

まとめ

患者の言うまま、ボリュームアップを果たす医師や必要以上に株の移植を勧める医師がいます。

しかし頭皮に移植できる株の密集度は決まっており、それ以上移植しても株は定着しません。株の無駄遣いになるだけでなく、これでは自然な仕上がりも望めません。

誠意ある医師は患者と相談しながら術後のデザインについて了解を得て、それに相当する株数を決定します。

自毛植毛の施術はけっして安い費用ではありません。
できるだけ信頼できる医師を選ぶことが大切です。

 

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