植毛 知識

植毛すると“つっぱり”が起こる?!

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自毛植毛の施術を受けると、頭皮につっぱり感が残ることがあります。

ただし植毛施術を受けた人すべてではなく、FUT方法という施術の仕方を受けた人が主で、FUE方法の仕方を受けた人にはほとんどいません。

FUT方法の施術を受けることで発生するつっぱり感とはどのようなものでしょう?植毛施術を受ける前に知っておかないと不安になりますよね。

そこで今回は「植毛すると“つっぱり”が起こる?!」と題し、このサイトを運営しているスタッフの1人である私が、なぜFUT方法だとつっぱり感が起こるのか、それを解説すると同時にFUT方法のメリットや不安解消についても説明します。

つっぱり感は頭皮を切り取った後の縫合が原因

自毛植毛はAGA(男性型脱毛症)によって薄くなったりハゲたりした部分に、AGAの影響を受けない後頭部や側頭部の毛根(自毛植毛ではこれを株、またはグラフトと呼びます)を採取して移植する施術です。

植毛する株の採取にはFUE方法とFUT方法があります。

FUE方法はパンチグラフトという専用器具を使って株をひとつずつくり抜いていくため、植毛の施術後は頭皮につっぱり感が残ることはほとんどありません。

FUT方法は後頭部や側頭部の頭皮を採取する株数に合わせて深さ3〜4mm、幅1〜1.5cm、長さ10〜15cmほど切り取ります。切り取った頭皮を顕微鏡で見ながら株の種類を仕分けしてピンセットで取り出すため、FUE方法よりも早く確実に植毛できる採取方法と言われていますが、切り取った頭皮の部分を縫合する必要があります。

 

わずかですが頭皮を切り取った分の上下の頭皮を引っ張って縫合するわけですから、FUT方法による自毛植毛の施術を受けるとつっぱり感が残るのです。

 

FUT方法のデメリットは頭皮を切り取ったために縫合跡が残ること、植毛の施術後は縫合部分が癒着するまで時間がかかることです。

これらのデメリットを考えると、FUE方法なら縫合跡も残らないし、つっぱり感もないので自毛植毛の施術としては優れているのではないか?と思うのは誰でも当たり前のこと。

 

しかしFUE方法にもデメリットがあるのです。

 

FUE方法にも一長一短がある

FUE方法を推奨しているクリニックの中には「メスを使わない自毛植毛」と謳っているところもあります。

 

確かに株を採取する際はパンチグラフトを使うのでFUT方法のようにメスを使うことはありません。しかし採取した株を植毛する際、頭皮にスリットを入れたり穴を開けたりして株を植え込むのですから、まったく出血しないわけではなく、痛みもあります。

またFUE方法は株をひとつずつくり抜くので時間がかかる上、採取する時に医師の技術が未熟だと株の根元を切ってしまい、株が使えなくなることに加え、くり抜いた株の放置時間が長くなると株の根元にある毛乳頭が弱り、移植しても正常に機能しないことがあります。

 

これらのデメリットからFUE方法はFUT方法に比べて定着(移植した株が正常に働く状態)率が劣ります。FUT方法の定着率は90〜95%に対してFUE方法は75〜85%が一般的です。

 

FUE方法とFUT方法、どちらにも一長一短があり、FUE方法は移植する株数が少ない場合、FUT方法は広範囲に渡る株移植の場合に適しているとされています。

FUT方法を採択した場合のつっぱり感はいわば、自毛植毛の施術における通過儀礼みたいなものですね。

 

お風呂上がりにやさしく頭皮をマッサージ!

FUT方法による縫合は10〜14日ほど経過すれば頭皮が癒着するので抜糸できます。

 

また最近は抜糸が不必要な吸収糸を使用する例も増えています。この吸収糸が完全に皮膚内に溶けるまでは2〜3ヶ月かかると言われているので、頭皮につっぱりを感じる人は最高でも2〜3ヶ月経てばつっぱり感がなくなるはずです。

 

自毛植毛の施術後に大切なのは移植した株を定着させること。

株の定着までは早い人で2週間前後、遅い人でも1ヶ月程度です。株が定着すれば頭皮に対する注意点がなくなって普段通りの生活ができるので、頭皮につっぱり感がある人はお風呂上がりで頭皮が柔らかくなっている時に、両手の指の腹部分を使ってマッサージをしてください。

 

これだけでつっぱり感は減少します。

 

FUT方法による頭皮のつっぱり感は自毛植毛の施術後、ずっと続くということはありませんし、つっぱり感があるからといって身体的に悪影響を及ぼすことはありません。

移植した株から毛が生えてくるのと併せて、気長につっぱり感が消えるのを待っていてください。

 

まとめ

FUT方法ではつっぱり感よりも縫合跡を気にする人が多くいます。

確かに縫合跡は完全に消えるわけではありません。しかしFUE方法でも採取した株の跡は残ります。また跡がほとんど残らないトリコフィティック縫合閉鎖法という施術方法も開発されました。

これは縫合する片側の皮膚接着面を薄く切り取り、反対側の皮膚を重ね合わせる方法なので段差が生まれにくいため、完全に癒着すれば目立たなくなります。

縫合跡は髪を長くすれば隠れるのでFUT方法のデメリットは解消されつつあります。自毛植毛の技術革新、目覚ましいものがありますね。

 

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