植毛 知識

植毛してから脱毛期があるってホント?

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自毛植毛の施術はAGA(男性型脱毛症)で悩む男性にとって最良の対処法です。

人工の毛を頭皮や髪に加えたりウィッグのように被ったりする必要がなく、自分の毛を移植するので安全な上に自然な仕上がりになります。ただし、自毛を新たに育てるので時間がかかり、その経過の間では脱毛期もあります。

せっかく植毛したのに毛がごっそり抜けると焦るのは誰でも同じこと。

そこで今回は、このサイトを運営しているスタッフの1人である私が「植毛してから脱毛期があるってホント?」と題し、植毛後の脱毛期に関して解説していきます。

毛乳頭を再び毛細血管とつなげることが施術の成功

自毛植毛の施術といっても毛を植えるわけではありません。

毛は頭皮下の毛根と呼ばれている部分から生えていますね。その毛根の根底にあるのが毛乳頭と呼ばれる部分で、毛乳頭は頭皮下の毛細血管から栄養分を吸い上げ、毛乳頭の上部にある毛母細胞を分裂させて押し上げるように毛を作っていきます。

 

自毛植毛の施術はこの毛乳頭の部分までをくり抜き、移植するのです。

 

植毛業界では毛乳頭の部分までを株またはグラフトと呼んでいます。クリニックの施術費用を見ると株やグラフトの単位で表示されていますが、これは1株の移植にかかる費用ということです。

株はAGAの影響を受けない側頭部や後頭部から採取します。つまり一旦、毛細血管から切り離すことになります。毛乳頭は弱い組織なのですぐに移植することが大切で、施術後に毛乳頭が再び毛細血管とつながらなければ施術は成功したと言えません。

 

移植した株が毛細血管とつながることを定着と言いますが、技術の未熟な医師になると定着率が悪くなることがあります。

 

植毛した部分は施術後1〜2週間で脱毛期が訪れる

毛乳頭が頭皮下の毛細血管とつながれば、毛乳頭は再び毛母細胞を分裂させて毛を伸ばしていきます。ただし、植毛後の新しい毛です。脱毛期は植毛後、毛乳頭が再び毛細血管とつながった時に起こります。

自然な髪にはヘアサイクルがあります。毛は1本が永遠に生え続けているわけではなく、約2〜6年の成長期を経て毛の成長が止まる2週間ほどの退行期、これが終わると約3〜4ヶ月の休止期に入り、毛母細胞は一旦分裂を止めて毛が抜けるのを待ちます。一般的な脱毛期ですね。

 

自毛植毛では株を毛細血管から切り離すため、毛乳頭は強制的にヘアサイクルを早めて休止期に入ります。その後、移植されたことで再び毛細血管とつながるので成長期が始まります。つまり脱毛期は移植した株に残っていた毛が抜ける状態です。

 

植毛施術後、株が定着してから2〜3週間のうちに脱毛期が訪れ、移植した部分に残っていた毛が抜けますが、株を植え込んだことによるヘアサイクルの一環なので心配する必要はありません。

毛乳頭が元気になって毛母細胞の分裂を開始したことによる脱毛期と考えてください。

医師に相談しても構いませんが、症状ではなく施術の結果による経緯でしかないのでとくに治療法はないと言われるだけです。

 

ショックロスもヘアサイクルを早めたことによる現象

移植した毛の脱毛期は施術後の良好な経緯でもありますが、既存毛の脱毛期もあります。

ショックロスと呼ばれる症状で、これは自毛植毛の施術をした人全員に起こるわけではなく、個人差があります。

 

ショックロスは施術後、約1〜4ヶ月の間に起きるといわれています。植毛部分ではなく既存毛が抜けるメカニズムはまだはっきりしていません。有力な説としては、施術の際に頭皮へ打つ麻酔や株を植え込むために開けたホールやスリットの刺激で既存毛がショックを受け、一時的に休止期を早めるという理由です。

 

原因はともかくとして、脱毛期の現象としては植毛部分と同じヘアサイクルを強制的に早めるというだけなので、心配することはありません。

朝、枕を見たら髪がごっそり抜けていたとか、風呂場で洗髪したら指に抜け毛が大量に絡まっていたとか、そんな状況に陥ると確かに焦りますが、毛乳頭が元気で毛母細胞を分裂させている限り、毛は生え続けます。

 

ショックロスは原因が解明できていないので対処法はありません。

 

クリニックによってはミノキシジルなどのAGA治療薬を勧める医師もいますが、完全に予防できるというわけではなく、また医師もヘアサイクルが1回早まっただけという認識なので、とくに治療が施されることはありません。

ショックロスにおける脱毛期が来ても鷹揚に構えているのがベストです。

 

まとめ

植毛した部分の脱毛期またはショックロスにおける脱毛期はクリニックの事前カウンセリングで説明を受けるはずです。

逆に事前カウンセリングでそのような説明がないクリニックは信頼性が薄いといえます。

医師に取っては脱毛期が施術の正常な経緯であっても、施術を受けた本人に取っては大きな不安材料です。その不安を事前に取り除くことも医師の務めです。

施術費用はけっして安くありません。

少しでも不安を感じるような医師のクリニックは避け、信頼できるクリニックを選んでください。

 

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