植毛 知識

植毛した部分だけ離島のように残るってホント?

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自毛植毛はAGA(男性型脱毛症)の進行で薄毛やハゲになった部分に対する有効な対処法です。

AGAの影響を受けない側頭部や後頭部の毛根(自毛植毛ではこれを株またはグラフトと呼びます)をAGAで薄くなったりハゲになった前頭部や頭頂部に移植することで薄毛やハゲが解消されるので、AGAで悩んでいた人にとってはこれほど嬉しいことはありません。

しかし自毛植毛の施術が有効なのは薄毛やハゲになった部分だけで、既存毛まで対処しているわけではありません。施術が成功して喜ぶ気持ちは分かりますが、既存毛に対するヘアケアを行わないと思わぬ事態を招くことがあります。

そこで今回は「植毛した部分だけ離島のように残るってホント?」と題し、既存毛に対するヘアケアを怠った時に起きる「離島」現象について、このサイトを運営しているスタッフの1人である私が解説します。

植毛施術後の”離島現象”とは?

植毛後の離島現象とは、植毛した部分だけ毛がフサフサに残り、その周囲が薄毛やハゲになって境界線ができてしまう、あるいは薄毛やハゲの面積が広がって植毛部分だけが切り離されたような形になってしまうことです。

 

まるで海に浮かぶ離島を思わせることから「離島現象」と呼ばれるようになりました。

 

本来、AGAの影響で髪が抜ける前頭部や頭頂部でも施術によって離島の部分に元気な髪が生え続けるのはドナードミナントの法則が働いているからです。

ドナーは提供、ドミナントは優先という意味で、これを植毛に当てはめると、移植するドナー株はAGAの影響を受けない性質を持っているため、AGAの影響を受ける前頭部や頭頂部に移植してもその性質を優先させることから、離島部分は側頭部や後頭部のような元気な髪が生え続けるわけです。

しかし既存毛が前頭部や頭頂部に残っていれば、当然、AGAの影響を受けるので薄毛が進行し、そのまま放置すればハゲてしまいます。かくして、元気な髪の部分とAGAで薄毛になっていく部分との格差が広がって離島現象が発生するのです。

 

AGAがあまり進行していなければ治療薬は効果を発揮する

離島現象を防ぐためには、前頭部や頭頂部に残っている既存毛のヘアケア、すなわちAGA治療を行うことが大切です。

 

植毛施術を受けたことのある人は大抵、AGA治療を行って効果がないから施術に踏み切ったというケースが多く、AGA治療に対して効果を懐疑している人もいるはず。

確かにAGA治療薬はAGAの原因となるジヒドロテストステロンによって毛乳頭が機能しなくなった株には有効性において個人差が発生します。

しかし前頭部や頭頂部でもAGAの影響が少ない既存毛は完全に機能を失っているわけではないので、AGA治療による効果が期待でき、現状維持の可能性が高くなります。逆に、離島部分の周囲にある既存毛でAGAが進行し、薄毛がはっきりと分かる状態になってからAGA治療を行っても効果が望めず、離島を目立たなくさせるためには植毛の再施術が必要になります。

 

髪の生え際といった植毛範囲の狭い人ほど将来的に離島現象を起こしやすいので、施術後は定期的にAGA治療することをおすすめします。

 

なお、植毛クリニックはほとんどのところでAGA治療も行っているので、事前カウンセリングの際にどのようなAGA治療がいいのか確認してください。

 

AGA治療薬にはいろいろな種類がある

植毛クリニックが処方するAGA治療薬には内服薬と外用薬があります。

内服薬でもっとも知られているのがプロペシア。前立腺肥大や前立腺ガンのために開発された薬ですが、主成分のフィナステリドが5-αリアクターゼⅡ型(還元酵素)を阻害する効果があることから、AGAの治療薬として使用されることになりました。

プロペシアは商品名で、他にもフィナステリドを主成分としたエフペシアやフィナロといったジェネリック薬品も処方されることがあります。

ザガーロも前立腺肥大症のために開発された薬ですが、主成分のデュタステリドは5-αリアクターゼⅡ型だけでなくⅠ型の阻害にも効果があることから最近ではプロペシアと並んで多くのクリニックが処方しています。

外用薬で代表的なのがロゲインです。末梢血管拡張の作用を持つミノキシジルを主成分としており、高血圧患者向けの内服薬として開発されました。使用した患者に副作用として発毛が発見されたことでAGA治療薬に用いられています。

これらのAGA治療薬は患者の状態に合わせて医師が処方します。使用する際は必ず薬の注意事項を守ってください。

 

まとめ

植毛による離島現象を防ぐためのAGA治療は一般的に月額10,000〜15,000円の費用がかかります。これを安くするために、AGA治療薬を個人輸入代理店から購入する人がいます。

確かに個人輸入代理店から購入する方が安くなりますが、AGA治療薬にはそれぞれ副作用があります。その副作用には重篤な事態を引き起こす場合もあり、個人輸入代理店から購入した際はすべて自己責任となります。

離島を防ぐために、わずかな差額を惜しんだことで重篤な事態に陥っては本末転倒ですね。

AGA治療はクリニックによる処方を使用した方が賢明です。

 

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