植毛

植毛した後って普通に毛染めしても大丈夫?

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薄毛やハゲの人が羨ましいと思うこと。

フサフサの髪はもちろんですが、さらに毛染めやパーマをかけていることです。

AGA(男性型脱毛症)によるM字後退や頭頂部が薄くなった段階でのパーマは、すでに腰がなくなっている既存毛をさらに痛めることになります。

つまり、毛染めをしてもスカスカになって返って頭皮の地肌が見えてしまうことになり、薄毛を強調するだけでとてもスタイリッシュなヘアスタイルを実現できません。

でも、自毛植毛の施術をしてフサフサになれば憧れの毛染めとヘアスタイルを手に入れられるかも。

このサイトの運営スタッフの1人である私も「自毛植毛の施術したら毛染めして茶髪になりたい!」と思っていました。

そこで今回は「植毛した後って普通に毛染めしても大丈夫?」と題し、自毛植毛施術後の毛染めやパーマといったヘアスタイルの実現可能性と注意点について解説します。

毛染めやパーマは植毛部分の毛が完全に育ってから!

結論から先に言うと、自毛植毛の施術で健康に育った毛髪は毛染めしてもパーマをかけても問題ありません。

ただし、自毛植毛の施術後すぐに毛染めを実行すると植え込んだ株が定着していないので、染めようと思っても毛がないというだけでなく頭皮に刺激を与えたことによって株が抜け落ち、せっかくの自毛植毛施術が無駄になってしまいます。

 

せめて半年後や1年後、植毛した部分から毛が健康に育っていることを確認してから毛染めした方が無難ですね。

 

またヘアカラーやパーマの溶剤には肌に悪影響を与える成分が混入していることもあります。

髪に影響がなくても頭皮にダメージを与えると抜け毛の促進につながってしまうので、毛染めする前に必ず使用上の注意を守ってください。

それでもなお、不安を抱えているようであれば自毛植毛施術を担当した医師に毛染めの相談することをおすすめします。

 

自毛植毛で植え込んだ毛はやがて抜けていく運命

毛染めやパーマは髪の毛全体のデザインです。

髪が抜け落ちたり生え揃っていないうちに毛染めやパーマをかけるとヘアスタイルがアンバランスになり、施す意味がなくなってしまいます。植毛部分と既存毛が安定した状態になってから実行する方が自分好みのヘアスタイルを実現できます。

自毛植毛のFUT方法は薄毛やハゲの部分に移植する株を側頭部や後頭部の頭皮を薄く切り取って採取します。この方法であれば株から生えている毛髪ごと移植できるので、移植した部分にはすでに毛が生えているように見えます。

 

しかし、株を採取した段階で毛根は毛細血管から切り離されてしまうので毛に栄養が届かなくなり、毛根は生えている毛をヘアサイクルで言うところの休止期状態になり、日常的な生活を送っているだけで抜け落ちてしまいます。

 

植毛の施術は現在、生えている毛を埋め込むことではなく、毛を生やすための毛根を移植して元気な毛を育てることが目的です。

抜け落ちる毛がある段階で毛染めやパーマをしてもまったく意味がありません。

なお、自毛植毛の移植する株の採取方法としてはパンチグラフトという専用器具でくり抜くFUE方法もありますが、こちらは採取する部分を刈り込んでしまうので移植した部分に毛が残っていることはありません。

 

自毛植毛施術4ヶ月後に髪が抜ける「ショックロス」とは?

毛が抜けるのは自毛植毛施術で移植した株の部分だけではありません。

 

自毛植毛の施術をすると「ショックロス」を発生する可能性があり、既存毛まで抜けてしまうこともあるのです。

 

現在、ショックロスの正確な原因は解明されていませんが、自毛植毛施術前、頭皮に麻酔をかけた段階で毛根がショック状態となり、既存毛を強制的に休止期にしてしまう現象という説が有力です。

ただ、ショックロスという言葉の響きが強いので不安になる人も多くいますが、ショックロスによって抜ける既存毛は毛髪全体の10〜15%程度で、外見上はほとんど見分けがつきません。

 

またショックロスが起きる時期は自毛植毛施術後2〜3週間の人もいれば4ヶ月後の人もいて個人差があります。

 

いずれにしろ、ショックロスは既存毛が抜けるだけであって毛根がダメージを受けているわけではないことから、自毛植毛の医師はとくに心配しておらずショックロスの対応策や処方箋を出すことはありません。相談しても「そのうち生えてくるから心配しないで」と言われるのがオチです。

とはいえ、心配しなくても毛染めやパーマをしたい時にショックロスが起きると、植毛した部分から毛が抜けるのと同じように髪の毛全体のデザインバランスが悪くなります。

毛染めやパーマはショックロス後、移植部分から自毛が育って既存毛と生え揃った段階に行うのが無難ですね。

 

毛の構造や毛染めの仕組みを知っておけば安心度が高まる

毛染めやパーマは毛髪に良くない、という説もありますが、これは間違いではないけれど正解でもありません。

毛髪は簡単に言うと爪と同じようなもの。
爪にマニュキアを塗ったところで人体に影響がないことと同じです。

毛は毛根の毛球部で作られたケラチンタンパク質が毛母細胞を成長させ、分裂して表皮へ押し出していきます。その段階で水分を失い、角質化していくので髪は固くなるわけですね。

つまり髪の毛は先が伸びているのではなく下から押し上げられていて、頭皮から出ている部分はすでに角質化しているので、毛染めやパーマをかけても毛根部まで影響を与えないことから毛髪に良くない、というのは正解といえません。

ただし角質化した毛の部分にはダメージが発生するので、その意味では間違っていないのです。

 

毛染めをすれば自毛植毛で移植した髪もダメージを受ける

毛の構造は複雑で海苔巻き状になっています。

表面をキューティクルが覆い、その下に角質化した繊維細胞がびっしりと詰まったコルテックスがあります。

 

毛の色を決めているのはメラニン色素で、日本人の多くが黒色なのは色素を形成するユウメラニンとフェオメラニンの混合比でユウメラニンの割合が20:1と強いことが要因です。

 

この混合比が変わったり全体的にメラニン色素の量が減ると茶褐色や金髪、シルバーグレイへと変わっていくわけですね。

すでにお分かりのように、毛染めはメラニン色素を分解し、同時に溶剤の中に含まれている発色成分を発生させることで好みの色に変えることができ、パーマは溶剤の中にコルテックスを切断させる成分と再び結合させる成分が入っているので、ロッドの太さで自由にウェイブをかけることができるのです。

 

しかし、これら毛染めの溶剤を入れる際に髪を保護しているキューティクルをこじ開けるので髪がパサついたり細くなったりとダメージを与えてしまいます。

 

植毛施術後、医師が毛染めやパーマをかけても大丈夫、というのはあくまで毛根部分までダメージが及ばないことを指しているのであって、毛髪に対するダメージには言及していません。

植毛した元気な髪でも毛染めをすると既存毛と同じように、毛の部分はダメージを受けるということを覚えておいてください。

 

まとめ

育った髪に毛染めやパーマをかけられるのは自毛植毛施術のひとつのメリットです。

AGA対策の他の方法、増毛やウィッグは自毛ではないので毛染めやパーマをかけることができず、最初に決めた髪型から変更する場合にはメンテナンス料として多額の費用が発生します。

薄毛で悩み、まだ自毛植毛施術と他のAGA対策法と迷っている人は、自毛植毛施術後1年経過して移植部分から育った毛が生え揃った頃、美容院に行って好きな色に染め、お気に入りのヘアスタイルにカットするところを想像してください。

経験者から言うと、この時の快感はけっして他の対策法では味わえません。

頭皮に生えた毛がすべて自毛だと実感できる瞬間でもあります。

自毛植毛の施術を受けて、早く毛染めやパーマをかけたいと思っている人は焦らず、生え揃うまでもう少し辛抱してくださいね。

 

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