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単なる薄毛とは違う「男性の髪が薄くなる病気」

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男性脱毛症、AGAは男性が薄毛になる病気の代表例ですが、これ以外にも薄毛を引き起こす病気はいろいろあります。

「shokumou-omline」の運営スタッフの1人である私はメタボリックシンドロームがきっかけでAGAになりました。

肥満も場合によっては代謝症候群という病気になり、放置して太り続ければ薄毛だけでなく生命の危険に関わりますし、私の知人は肥満から糖尿病になり、AGAが発症しました。

AGAそのものは生命に関わる病気ではありません。

しかし若年層AGAや急な抜け毛を引き起こす病気の中には身体機能に大きな影響を与える場合もあり、早期対策が求められます。

そこで今回は「男性の髪が薄くなる病気」と題して、薄毛を引き起こすいろいろな病気について解説します。

さまざまな合併症を引き起こす成人病と薄毛の関係とは?

AGAは遺伝的な要素や生命維持機能にまったく影響がない病気で起こる場合がある反面、糖尿病や肥満といった生命的危機に陥るような成人病が関係していることもあります。

成人病の多くは初期段階に気がつかず、自分は健康体と思っている人がほとんど。

 

しかし、AGA発症がこれらの病気の予測因子であるという研究報告もあります。生活習慣の乱れや食事内容の偏り、慢性的な睡眠不足は薄毛の原因となりますが、同時に髪が薄くなる病気とも言える「成人病」を発症させるトリガーにもなっています。

 

健康体と思っていても汗が大量に出る、食後にダルくなる、つねに身体が重いなどの感覚を持っている人は成人病予備軍といってもいいでしょう。

薄毛になった時は毛髪だけを気にかけるのではなく、髪が薄くなる病気にも注意してください。

 

メタボと診断された“肥満”は髪が薄くなる病気だった!

言葉は悪いのですが、「デブはハゲる」という風評があります。

関連性がまったくないように思えますが、じつは科学的根拠の視点から見ると当たっている部分もあるのです。

多少、肥満気味でも健康体の人は多くいます。しかし高血圧や脳卒中などの成人病に罹患する可能性は普通体型の人よりも確率的に高くなっています。

 

これら成人病を引き起こすのは血液中のコレステロール濃度が高いため、血流が悪くなることが原因です。薄毛に関してもコレステロール濃度が高くなれば毛細血管まで栄養が行き渡らなくなってしまい、毛母細胞の退化が始まるので、肥満は身体と毛髪の両方に危険性があるので、いわば“髪が薄くなる病気”と言っても過言ではないと思います。

 

また肥満体質の人は脂っぽい汗をかきやすいのが特徴。

皮下脂肪が厚いので毛穴から放熱が間に合わず汗で温度調節を行っていますが、汗が大量に出ることに合わせて毛穴にある皮脂腺が過剰分泌を起こすため、脂っぽい汗になるわけですね。

皮脂腺からの分泌液は本来、毛穴から生える毛を保護するためにあります。ヒトは進化して体毛こそ薄くなりましたが、頭皮の毛は依然、皮脂腺によってキューティクルが保護され、頭皮も皮脂腺分泌液によって乾燥を避けることができます。

 

しかし皮脂腺からの分泌液が過剰になると毛穴を詰まらせて雑菌を繁殖、毛母細胞を損傷させてしまう可能性があるのです。

 

薄毛で悩むメタボの人は自分が健康体と思わず、脂肪を落とす工夫をしてください。

 

髪が薄くなる病気「糖尿病」にも注意!

糖尿病は中高年、あるいはメタボだけの病気と考えていませんか?

もちろん中高年やメタボであれば糖尿病に罹患する確率は高くなりますが、最近は食生活の乱れから若年層男性でも糖尿病予備軍となっているケースが多々見られます。

糖尿病はいろいろな合併症を引き起こす怖い病気で、毛髪にも悪影響を及ぼし、糖尿病に罹患している人の多くは薄毛が進行しています。

 

つまり、糖尿病は「髪が薄くなる病気」と言えるのです。

 

糖尿病の特徴は血糖値が高くなること。つまり血液がドロドロの状態になるのですが、肥満の高コレステロールと異なるのは血糖値が高いので赤血球や白血球の働きが悪くなり、毛細血管に栄養が届かないだけでなく老廃物や毒素を排出せず蓄積してしまうことです。

この現象は当然、頭皮の毛母細胞にも適用されるので毛母細胞が弱ってしまい、薄毛が促進されるわけです。

 

糖尿病は甘いものだけでなく肉の脂身やバター、チーズ、あるいはタマゴなど高カロリー食品の過剰摂取、それから運動不足などでも罹患する可能性があります。

 

肥満じゃないから大丈夫と安心しないように。

 

頭皮で発生する髪が薄くなる病気の症例とは?

頭皮の疾患にも髪を薄くする病気があります。

前述した肥満体質の人が皮脂腺から出る分泌液で毛穴を塞いでしまうのは脂漏性皮膚炎で、この病気による薄毛は脂漏性脱毛症と呼ばれています。

ちょっときたない話で恐縮ですが、脂漏性皮膚炎にかかっている人が頭皮を掻くと爪の間に白っぽい分泌物が入り込んでいます。

 

じつはこれ、フケなのです。

 

フケにも2種類あり、脂漏性皮膚炎にかかっている人は当然、脂っぽいベタベタしたフケになるわけですね。

でも、フケが乾いていたら頭皮は健康、と考えるのは早計。

 

たとえ乾いたパラパラのフケでも目立った量であれば髪が薄くなる病気に罹患している可能性があるのです。

 

フケそのものは健康体であれば自然に発生するもの。

フケの状態や量は健康体か、それとも髪を薄くする病気が発生しているか判別するための大切な情報源なのです。

 

乾いたフケでも大量に出れば薄毛が進行する

フケは頭皮の最上層、角層がその役目を終えて剥がれたもの。
いわゆる肌のターンオーバーの結果なので健康体であってもフケは出ます。

健康体のフケは髪を清潔にしていれば洗い流されて目立ちませんが、中にはカサカサの乾いたフケが肩に落ちるほど大量に発生する人もいます。

 

脂症のフケは髪が薄くなる病気「脂漏性皮膚炎」であることは前述しましたが、乾いたフケでも大量に発生すればやはり髪が薄くなる病気「粃糠(ひこう)性脱毛症」になる可能性が高いのです。

 

乾いたフケも脂っぽいフケ同様、大量に発生すると毛穴を塞いでしまい、頭皮の常在菌であるマラセチアを繁殖させます。その結果、痒みと炎症が発生して抜け毛が進行するわけですね。

髪が薄くなる病気「粃糠性脱毛症」になる原因は髪と頭皮を不潔にしていること、それからまったく逆のパターンで髪と頭皮を必要以上に洗ってしまうことが上げられます。とくに肥満でなければ皮脂腺からの分泌液が髪を守ってくれますが、必要以上の先発は分泌液まで洗い流してしまうため、頭皮がつねに乾燥した状態になってしまうのです。

 

ということで、洗髪は1日1回で十分。

 

それ以上洗髪して乾燥させると粃糠性脱毛症になることを覚えておいてください。

 

デスクワークで起こる慢性的疾患も髪が薄くなる原因

頭痛や肩こり、眼精疲労といったデスクワークが多い男性の慢性病も髪が薄くなる病気と考えてください。これらの症状は頭皮を固くしてしまうので頭皮の血行が悪くなり、結果的に薄毛を進行させます。

頭皮の固さは自分で確認できます。

両手の指全体で頭皮をつかみ、前後に動かしたりつまみ上げるようにした時、頭皮が動くようであれば健康な頭皮となります。

 

しかし頭皮が動かず、しかも痛みを覚えるようであれば頭皮が固くなっている証拠。肩こりや頭痛、眼精疲労などを慢性的に抱えている確率も高いはずです。なお、固い頭皮は血行不良だけでなく毛穴が詰まりやすいという特徴もあります。

 

肩こりなどの原因を取り除くために定期的な運動をすることが頭皮を柔らかくすることにつながりますが、時間的余裕がない場合は両手の指先で頭皮を軽くマッサージしてください。それだけでも固い頭皮を柔らかくする効果があります。

 

まとめ

男性の髪が薄くなる病気には甲状腺異常や膠原病など特殊な例もありますが、多くの人の原因となる一般的な病気は肥満や皮膚の炎症など身近なところで発症しています。

そして、それらの病気の共通点は血行障害と頭皮の異常。

医者にかからなければ治らないといった末期症状ではなく、自分でコントロールすればある程度は改善される問題です。

糖尿病は進行してしまうとインシュリン投与が必要になりますが、血糖値を下げることによって薄毛の促進を止めることができるので、自己改善は十分可能です。

薄毛が進行すると、とにかく頭皮へのケアを必要以上にやり過ぎて逆効果になり、これが薄毛をさらに悪化させる無限ループになるのはよくあるケースです。

頭皮へのケアを行う前に、男性の髪が薄くなる病気の可能性を確かめ、生活習慣や食事内容を改善するなど身体全体を考えた基本的な健康法に立ち返ってみることをお勧めします。

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