植毛 知識

スキンヘッドに植毛ってできるの?

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ハゲは髪の毛が多少でもあるから目立つわけですね。

いっそのこと、頭皮に髪がまったくなければハゲは目立ちません。

つまり、スキンヘッドはハゲを隠すための有効な手段なのです。

では逆に、一度スキンヘッドにした頭皮は植毛によって髪を生やすことができるでしょうか?

そこで今回は「スキンヘッドに植毛ってできるの?」と題し、SHOKUMOU-ONLINE運営スタッフの1人である私が、万人向けのテーマではありませんが自毛植毛の可能性がどこまであるのか、スキンヘッドを例に取って紹介します。

スキンヘッドのままでは自毛植毛は不可能

頭皮に毛髪がまったくないスキンヘッド状態といっても、それは前頭部から頭頂部までAGA(男性型脱毛症)が進行したため、それを目立たなくさせるために側頭部や後頭部まで剃ってしまった男性が大半です。

スキンヘッドや僧侶の丸坊主頭を見ると、側頭部や後頭部に青々とした剃り跡が認められるはず。

 

結論から言うと、側頭部や後頭部に元気な毛が生えている株があれば自毛植毛は可能です。ただし、スキンヘッドや丸坊主のままではパンチグラフトという株をくり抜く専用器具を使うFUE方法でも株を採取できないので、クリニックに行っても断られるのがオチ。

 

スキンヘッドの男性が自毛植毛するのであれば、最低でも2〜3cm伸びた状態にしなければ施術を受けることができません。

一般的な男性の髪は1ヶ月に約1cm伸びます。したがってスキンヘッドや丸坊主であれば2〜3ヶ月辛抱すれば自毛植毛の施術を受けられます。

ただし、その2〜3ヶ月は側頭部や後頭部で伸びている毛の自分の姿に我慢する必要があります。

 

株を採取する面積が少なければ移植しても薄毛は解消できない

一度、スキンヘッドや丸坊主にした男性が再び自毛植毛で髪の面積を増やす場合、AGAが進行したハゲている面積と側頭部や後頭部の総株数の比率が重要になります。

 

自毛植毛は元気な毛母細胞があって健康な毛を生やしている株を、薄毛やハゲの部分に移植する施術です。したがって現状の総株数を増やすことはできません。

 

僧侶など職業柄、スキンヘッドや丸坊主にしているのであればAGAがそれほど後退していないので髪を伸ばせば問題なく自毛植毛の施術を行うことができますが、前頭部と頭頂部のハゲた部分がつながったようなAGA進行Ⅶ型の場合、側頭部や後頭部の株数が多くても植え込む面積が広くなっているので密集させた移植は不可能となります。

 

さらに株を移植する際、すべての株を定着させるのは技術的に困難で、パンチグラフトを使うFUE方法では約20%、メスでドナー株を頭皮ごと切り取るFUT方法でも5〜6%の株を失うことになります。

 

つまり株数を多くするほど、全体の株総数は確実に減っていくわけですね。

Ⅶ型までAGAが進行してスキンヘッドにした場合、これらの理由から自毛植毛は現実的ではありません。

 

髪が2〜3cm伸びても株の採取跡が目立ってしまう

スキンヘッドや丸坊主の男性が自毛植毛の施術に対して現実的ではない理由は他にもあります。

それは植え込むドナー株を採取した跡。

 

Ⅶ型まで進行したスキンヘッドでは植毛部分が広いので、どうしても定着率の良いFUT方法が優先されます。しかしFUT方法は頭皮を深さ3〜4mm、高さ2cm、幅15〜20cmは切り取らなければなりません。

 

Ⅶ型まで進行しているとこの面積でも足りない位ですが、切り取った後は当然、縫合する必要があります。側頭部や後頭部の毛を2〜3cm長くしても隠しきれず、また縫合跡は薄くなることはあっても完全に消えることはありません。

では多少、定着率が悪くなってもFUE方法であれば縫合跡が残らないのでは?と考える人もいるはず。確かにFUE方法であれば縫合跡はありませんが、株をくり抜いた部分は白い点状になって残ります。採取した部分は髪が薄くなっているので、縫合跡ほどではないにせよ、短髪にした時などは目につく可能性があります。

 

移植する株数が多くなれば当然、施術費用は高くなります。
また施術時間も長くなり、施術後の安静期間も必要になります。

 

これはスキンヘッドや丸坊主だけでなくⅦ型まで進行した男性の自毛植毛すべてに言えることです。

自毛植毛を検討するのであればスキンヘッドにする前に、できるだけ早めに決めた方が自然な髪型を取り戻すことができます。

 

まとめ

自毛植毛は薄毛対策に有効な手段ですが、その可能性には限界値があります。

AGAが進行して頭皮の総株数が少なくなってからでは自毛植毛の対策法だけではハゲの部分がカバーできず、ウィッグや増毛を併用しなければなりません。

あくまで自毛にこだわるなら早めに決断することが大切ですが、側頭部や後頭部に残った自毛を移植することに未練たらしいと感じた場合はいっそのこと短髪やスキンヘッドにするのも男らしい行為です。

イギリス人の肉体派俳優、ジェイソン・ステイサムは側頭部と後頭部を短くしたヘアスタイルですし、アメリカ人俳優のヴィン・ディーゼルはスキンヘッドがトレードマークです。

現実的ではない植毛を選ぶよりもずっと、現実的な生き方です。

 

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