植毛 知識

【重要な疑問】植毛って抜けるor抜けない?

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「自毛植毛したら髪の毛がごっそり抜けた・・・」

これ、自毛植毛の施術した人のほとんどが体験することですが、これから施術を受ける人にとっては大きな不安材料。

せっかく自毛植毛したのに毛が抜けたら以前の薄毛やハゲよりも状態が悪化するのでは?とか、高い費用を払っているのに毛が抜けたら施術費用がムダになるのでは?と疑問を抱くのは当然のことです。

そこで今回は当サイトを運営しているスタッフの1人である私が「【重要な疑問】植毛って抜けるor抜けない?」と題し、施術後の髪が抜けるとか抜けないという心配について説明します。

自毛植毛は自然なヘアサイクルを繰り返す

結論から言うと、自毛植毛した株から生えた毛は必ず抜けます。

抜けない毛はありません。

抜けない毛は自毛ではなく人口植毛だけです。

 

なぜ抜けるのかというと、施術で移植した株から生える毛は自毛だからです。既存毛が抜けると同じく移植した毛も自然に抜けるわけですね。これが逆に抜けないと不自然なことになります。

 

髪にはヘアサイクルがあります。

毛乳頭が頭皮下の毛細血管から栄養分を吸い上げ、毛母細胞を分裂させて毛を伸ばし始めるのが成長期。これが約4〜6年続くので、ほとんどの毛は成長期にあります。この時期、多少の刺激を頭皮に与えても髪は抜けない状態になっています。

 

その後、毛乳頭は毛の長さが一定に達すると毛細血管から栄養吸収を止めるので毛は伸びる速度が遅くなる休止期に入ります。抜けない髪が抜ける髪になる時ですね。既存毛で休止期に入っている数は全体の1%程度といわれています。

 

完全に毛が伸びなくなった時は退行期。この時期にブラシを使ったり洗髪したりすると自然に髪の毛が抜けるわけです。

自毛植毛した株は毛乳頭が毛細血管と繋がって定着すると既存毛と変わりありません。ヘアサイクルを繰り返すために毛が抜けるのです。

 

ごっそり抜けるのは一時的な症状

自毛植毛した後、髪がごそっと抜ける。

これは確かに事実です。

髪が抜けるパターンには2通りあります。

ひとつは自毛植毛施術の際、ドナー株の採取にFUT方法が使われた場合です。FUT方法は側頭部や後頭部といったAGA(男性型脱毛症)の影響を受けない頭皮の一部を切り取り、そこからピンセットで株を引き抜くため、株に毛が生えたままの状態で埋め込むことができます。

 

しかし毛乳頭はたとえ一時期でも毛細血管から切り離されたことから本来は抜けない毛が休止期に入ります。移植後は退行期になるので同時に植えた株から一斉に毛が抜けることになります。

 

もうひとつはショックロスと呼ばれる現象です。

施術する際、痛みがないように頭皮には麻酔をかけます。また株を移植するためには頭皮にスリットやホールを開けなければなりません。これら頭皮の刺激によって既存毛の一部が強制的に休止期へ以降、施術後1ヶ月後ぐらいから退行期が始まるため、一斉に毛が抜けることがあります。

これをショックロスと呼んでおり、原因は完全に解明されていません。

 

しかし一時的なもので抜ける髪量は全体の約10%程度であること(残りは抜けない髪です)、ヘアサイクルが早まっただけで再び毛が生えることから自毛植毛の医師からは重要視されていないのが現状です。

 

ごっそりと毛が抜けることはあっても心配いりません。自毛植毛の施術における通過儀礼と思ってください。

 

AGAの部位でも元気な毛が生えるワケ

せっかく元気な株を移植しても、その部分がAGAによって薄毛やハゲになったのだから移植した株から生える毛もAGAの影響を受けて抜けるのでは?

 

これは自毛植毛を受ける前の薄毛やハゲに悩む人の共通した疑問です。

 

結論を先に言えば、移植した株からは採取した部分と同じように抜けない状態で生え続けます。これは医学用語のドナードミナンス理論が働いているからです。

ドナーは提供者、ドミナンスは支配、優勢という意味です。

 

簡単に説明すると、前頭部や頭頂部の株はAGAの影響を受けやすい組織で、側頭部や後頭部の株はAGAの影響を受けない組織、抜けない髪となっています。したがってドナー株の組織が優勢に働くため、AGAが発症しやすい部位に移植しても影響を受けない組織なので抜けない毛が育つのです。

 

ヘアサイクルによる抜け毛は当然ありますが、AGAでは抜けない状態になっているので安心して好きなヘアカラーやヘアスタイルを楽しめます。

 

まとめ

抜けない毛はありません。

しかし移植した株から生えている毛は成長期であれば抜けないだけでなく、既存毛よりもむしろ元気な状態にあります。心配すべき点は抜ける抜けない、ではなく、移植した株から生えている毛と既存毛の境目です。

前頭部や後頭部に既存毛が残っている場合、きちんとケアしないとAGAの影響を受けてしまい、薄毛やハゲになって植毛部分との境目がはっきりと分かる「離れ小島」状態になります。

こうなると再度の自毛植毛施術を受けなければなりません。

施術費用はけっして安くないので植毛部分を「離れ小島」状態にしないようにAGA治療を継続し、スカルプシャンプーなどを使って抜けない髪を多くするためにヘアケアを怠らないでください。

 

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