植毛

【観察】植毛してから一ヶ月の仕上がり

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自毛植毛は増毛やウィッグのように、簡単にフサフサになるわけではありません。

赤ちゃんの毛髪と一緒。

最初は薄くて頭皮が見えていても、やがて元気な自毛が育っていきます。目安となるのは六〜九ヶ月ぐらいなので、それまではとにかく我慢、我慢の日々です。

最初の一週間は施術後のケアで忙しいため、毎日神経を使いますが、それを過ぎればとくにやることがないので植毛部分を眺めるだけ。

しかし自毛植毛はそんなにすぐに生えて来ないので眺めていても変化はありません。

一ヶ月ぐらいはジリジリと「まだかなー」的気分が続くだけです。

そこで今回は「植毛してから一ヶ月の仕上がり」と題して、自毛植毛施術後一ヶ月の経過に起きる現象と注意点、仕上がりについて説明します。

施術後一ヶ月で抜ける“部分的な毛”

施術後の一週間は植毛部分を定着させるために、頭皮の風通しを良くしたり洗髪に気をつけたり、植毛部分の痒みを我慢したり、とやることが多かったのですが、それも日課になるとさほど神経を使わなくなります。

このサイトのスタッフとして働いている私も植毛経験者で、一週間を過ぎると回りの視線も気にならなくなり。一ヶ月ぐらいまでは毎朝鏡を眺めるだけの日々を過ごしていました。

 

それでも一週間を過ぎて一ヶ月を迎えるまでの間は施術による変化はあります。

 

これらの変化も施術後に発生する赤いボツボツ、カサブタと同じく植毛後一ヶ月の通過儀礼なので変化には冷静に対応してください。

焦ったり不安になったりすると、精神的なストレスとなって既存毛に影響することをお忘れなく。

 

株から毛が抜けるのは自毛植毛の通過儀礼

施術後一ヶ月の間で誰もが経験するのが植毛部分の脱毛です。

 

髪の毛にはヘアサイクルがあり、一定期間を経ると抜けてしまいます。始めの成長期は新たな毛が生えて活発に育つ時期で期間は約2〜6年。頭皮の髪の毛の約90%が成長期に当たります。

 

続いて進行期に入ると毛は成長が鈍り、やがて成長が止まります。これが約2週間。最後の休止期に入ると毛は毛母細胞から離れ、新たな成長期の毛に押し出されるようにして自然に抜けます。これは約3〜4ヶ月で、同じ毛母細胞から成長期が始まるわけですね。

自毛植毛の施術は元気な成長期の株(またはドラフトとも呼ぶ)を薄毛の部分に埋め込みます。

 

ドナーとなる株は毛母細胞や毛乳頭、いわゆる毛根と総称される部分全体をくり抜くので頭皮下の毛細血管から一時的に切り離されるため、株に生えている毛は強制的に休止期に入ってしまいます。

 

しかし植え込んだ株はやがて毛乳頭が毛細血管につながり、成長期を作り始めます。

施術後一ヶ月もすると毛母細胞から生まれた成長期の毛が休止期の毛を押し出すために、施術後一ヶ月の間に植毛部分の脱毛が行われるのです。

 

植毛部分の脱毛は一ヶ月以内とは限らない

結果として、植毛した株の部分に生えていた既存毛は成長期の毛によってすべて抜けます。それが施術後一ヶ月の間に行われますが、施術した人すべてが一ヶ月以内とは限りません。植毛した株の毛が元気な人ほど二、三ヶ月かかることもあれば、一ヶ月を待たずに一挙に抜けてしまう人もいます。

 

植毛した株の毛が抜けるわけですから、2000株であれば最低2000本は抜けます。

もちろん植毛する部分によっては2〜3本の既存毛がある株を植え込むこともあるので、それ以上ですね。

 

私の場合は一ヶ月も経たず3週間目から大量に抜けました。と言っても1日3〜400本程度なのですが、枕に大量の抜け毛があったり洗髪した時にパラパラと落ちていくとかなり焦ります。

しかし、この抜け毛は植毛した株から一ヶ月以内で成長期の毛が生えている証拠でもあります。一ヶ月でこんなに毛がぬけた!と焦らないでください。

 

施術後一ヶ月ぐらいから始まるショックロスとは?

施術一ヶ月以内で、もうひとつ変化することがあります。

 

それは「ショックロス」。

 

施術や麻酔の影響で既存毛が一時的に抜けてしまう現象のことですね。

植毛部分の脱毛と違い、すべての人に起こるわけではなく、また必ず一ヶ月以内に起こるとは限りません。人によっては一ヶ月以内では何も起こらず三、四ヶ月後に発生する場合もあります。

ショックロス、という言葉の響きは精神的な圧迫感がありますが、あくまで一時的な現象なので心配する必要はありません。植毛施術する医師もショックロスについては可能性を認めており、一時的な現象であることを承知しているのでとくに対処はしません。

 

植毛部分の脱毛同様、一ヶ月でショックロスが起きてもけっして焦らず慌てず、また元気な髪が生えてくると確信してのんびり構えてください。

 

ショックロスが起きるのは既存毛のヘアサイクルが早まったから

ショックロスとは通称で、医師の言葉によると「手術後に見られる一時的な抜け毛の増加」になります。

言葉の響きがずいぶん違いますね。

この医師の言葉を見てもわかるように正式な病名ではありませんが、現在、なぜショックロスが起きるのか判明していません。ショックロスが起きる部分は施術前に行う頭皮の麻酔部分周辺や植毛部分周辺の既存毛なので、これらの刺激によって進行期の既存毛がヘアサイクルを早め、休止期に入ったのではないか、という説が有力です。

 

ショックロスが起きるのは施術後約一ヶ月で始まりますが四、五ヶ月後から回復してきます。抜ける毛の総数は髪全体の約10〜15%。かなり多いように感じますが、薄毛の人でも全体のボリュームから見るとわずかの量なので外観上はさほど変わりありません。

 

ショックロスが起きた時はどの部分が脱毛しているのか必ず確認してください。
植毛部分の株は一ヶ月経てば定着しています。

その周囲や麻酔を打った跡の周囲であれば問題ありませんが、それ以外の部分の抜け毛では別の要因も考えられるので、医師に相談することをおすすめします。

 

施術後一ヶ月経ってもヘアケアを忘れずに!

自毛植毛一ヶ月後の変化では他に肌のつっぱり感を持つ人もいますが、これはかなり感覚的なのですべての人に共通する訳ではありません。株のドナーを採取するために頭皮の一部を切り取るFUT方法で背術した人に見られる傾向ですね。

つっぱり感は切り取った部分の縫合が影響している場合があるので、どうしてもつっぱり感が期になる人は医師に相談してください。

施術後一ヶ月経つと株は定着しているので、一週間を過ぎてからとくに注意する点はありません。だからといって暴飲暴食、不規則な生活を送っても構わないわけではないので日常生活には注意してくださいね。

洗髪を怠れば頭皮の汚れが毛根を阻害し、不規則な生活は毛母細胞まで栄養が届かなくなります。

既存毛がなくなると植毛部分が「離れ小島」になって、再び施術を受ける必要が出てくるので、一ヶ月立ったからといって安心は禁物です。

 

まとめ

施術一週間の時は植え込んだ株の定着のために神経を使い、施術後一ヶ月は抜け毛でハラハラドキドキ。

施術後一ヶ月では株から産毛も見えないので、仕上がりに目立った部分がなく自毛植毛の恩恵がないように思われます。

しかし植毛部分が自然脱毛しているのは毛母細胞から新しい毛が生まれてきた証拠。

ショックロスにしても植毛施術を行わなければ発生しない現象なので、あえて植毛した結果と実感することで不安を解消することができるはずです。

一ヶ月から先はとにかく産毛が生えてくるのをひたすら待つしかありません。

しかし自毛なので自然に生えてくるため周囲にバレる心配がないのも自毛植毛のメリット。1年が過ぎた頃、周囲から「あれ?髪が濃くなっているんじゃない?」の一言が発せられるのを楽しみにしていてください。

 

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